英国交通省(Department for Transport)は7日、使用中の医薬品が車の運転に影響を及ぼすかどうかを確認することを呼びかけるキャンペーン“THINK!”を開始すると発表しています。
Drivers urged to check effects of medicines
(英国交通省プレスリリース2010.01.07)
THINK!
http://www.dft.gov.uk/think/drugdrive/legaldrugs.shtml
今回キャンペーンは、昨年8月に行われたいわゆる違法薬物を使用しての交通事故防止の取り組みに続くもので、通常使用する医薬品でも車の運転に影響を及ぼすことを広く呼びかけるようです。
キャンペーンでは、使用している医師の処方薬やOTC薬が車の運転に影響を及ぼすかどうかを医師または薬剤師、その他医療専門職に相談することを呼びかける他、パイロットの取り組みとして全国大手チェーンのブーツの2600店舗でのリーフレット100万枚の配布、medidicine bags(薬を入れる袋?)に上記の様なステッカーを張るといった取り組みが行われます。(パイロットの成果が良好であれば、全国に取り組みを広げる予定)
ちなみに英国では、違法薬物だけではなく、危険が分かっている医薬品の使用しての事故の場合でも罪に問われるそうです。(日本でもそうかもしれませんが)
日本ではここ数年交通事故による死亡者数は減少していますが、こういった取り組みも必要かもしれませんね。
資料:Fitness to drive: a guide for health professionals
(英国交通省 2007.09.15、p103-p108 に医薬品についての影響が記されています)
http://www.dft.gov.uk/pgr/roadsafety/drs/fitnesstodrive/fitnesstodrive.pdf
関連情報:2009.06.10 医薬品が車の運転に与える影響
参考:
Driving while taking legal medicines is focus of new campaign
(PJ Online 2010.01.08 一定期間を過ぎるとログイン必要)
http://www.pjonline.com/news/
driving_while_taking_legal_medicines_is_focus_of_new_campaign
2010年01月09日 10:41 投稿