29日の中医協総会と中医協の薬価専門部会に、新たに導入される「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」を含む、4月からの薬価算定方法に関する案が示されています。
平成22年度実施の薬価算定基準等の見直しについて(案)
(第164回中央社会保険医療協議会総会資料 総-1)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/dl/s0129-5a.pdf
「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」については、業界紙での報道の通り、(「加重平均乖離率−2%」×0.8、改訂前薬価が上限)とした案が示された他、後発医薬品のある新薬の追加引き下げ2.2%などが示されています。
一方、最低薬価については大幅に見直されます。特に、現在6.1円(錠剤・カプセル・丸薬)を一気に5.6円とする案が示されています。実際の薬価改定でどこまで下がるかは分かりませんが、GE品の安売りに対応したものかもしれません。
また、市場拡大による再算定品目として、アクトス、グリベック、タシグナ、スプリセル、ハーセプチンが提示されています。
市場拡大再算定品目について
(第164回中央社会保険医療協議会総会資料 総-2)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/dl/s0129-5b.pdf
資料:第164回中央社会保険医療協議会総会(2010年1月29日開催)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/s0129-5.html
関連情報:TOPICS 2009.12.11 薬価算定に新薬創出・適応外薬解消等促進加算が導入へ
2010年01月29日 10:10 投稿