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小児用OTC風邪薬、添付文書の変更に踏み込まず

 各国で、子どもへの使用制限が打ち出されている小児用OTC風邪薬・咳止め薬の問題ですが、厚労省の医薬食品局安全対策課は2日、日本製薬団体連合会と日薬に対し、下記のような事務連絡を行っていることが明らかになりました。

OTC小児用風邪薬・咳止め薬のさらなる注意喚起は見送りへ

 8日、平成21年度第1回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会が開催され、昨年来諸外国で使用規制が強まっているOTC小児用風邪薬・咳止め薬の安全対策について、日本における当面の対応が示されました。

小児用OTC風邪薬は4歳未満に与えてはいけない(米国)

 米国の大衆薬の業界団体のCHPA(Consumer Healthcare Products Association)は7日、小児用OTC風邪薬・咳止め薬について、「4歳未満には使用しない」等とするラベル変更(自主変更) … Continue reading

小児用OTC風邪薬の2歳未満の使用禁止を勧告(英国)

 英国MHRAは27日、2歳未満のOTC風邪薬の使用禁止を勧告し、6歳未満についても薬剤師による販売のみに制限する販売規制を行うと発表しました。英国各紙はこれを一斉に報じています。

小児用OTC風邪薬・咳止め薬、自主回収へ(米国)

 1週間後に、小児OTC風邪薬の有効性・安全性についての検討を行う米FDA諮問委員会の開催を控えた11日、小児用のOTC風邪薬・咳止め薬を発売する米国のメーカー各社は、過量服用の可能性があるとして、2歳未満への適応のある … Continue reading

6歳未満に風邪薬・咳止め薬は与えられるべきではない(豪州)

 OTC風邪薬や咳止め薬については現在、カナダ(2008.12.08)、英国(2010.11.10 Update)、ニュージランドでは6歳未満、米国では2歳未満(業界自主規制では4歳未満)の小児では使用すべきでないとされ … Continue reading

コデイン類配合小児用かぜ薬は指定第2類でいいのだろうか?

 以前、授乳婦がコデインを服用した場合、ごく稀ではあるが、コデイン服用後代謝の過程(迅速代謝)でできたモルヒネが乳汁に移行し、これを飲んだ乳幼児が呼吸抑制などの有害事象を起こす可能性があるという報告があるとして、添付文書 … Continue reading

小児用かぜ薬販売時の情報提供の徹底周知を通知

 薬害オンブズパースン会議の要望書(TOPICS 2010.11.18)を受けてか、12月22日、厚生労働省医薬食品局安全対策課長名で、購入や配置時の情報提供の徹底を周知させるよう、各都道府県等の衛生主管部(局)長宛に通 … Continue reading

薬害オン会議、OTC小児用かぜ薬等に関する要望書を提出

 民間の医薬品監視機関の薬害オンブズパースン会議は17日、「OTC小児用かぜ薬等に関する要望書」を厚生労働大臣あてに提出しています。

OTC子ども用風邪薬、薬剤師の管理下での販売が必要(豪州)

 豪州の公的医薬品規制機関のTGAは22日、OTC子ども向け風邪薬・咳止め薬について、6歳未満は処方せん医薬品、12歳未満の用法がある製品については要薬剤師薬に分類を変更するなどの方針をまとめ、12月18日までのパブリッ … Continue reading