Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

子宮頸がん予防ワクチン、安全性情報の充実は必要ないか?

 昨年12月22日に販売が開始されたGSK社の子宮頸がん予防ワクチンのサーバリックス(TOPICS 2009.12.22)ですが、接種費用がかかるということから、自治体によっては公費で一部または全額負担、さらには集団接種(栃木県大田原市)といった動きがあることについて皆さんもご存じだと思います。 続きを読む


湾岸戦争症候群の原因は特定できず(IOMレポート)

  米国医学研究所(IOM:Institute of medicine)は9日、湾岸戦争に従事した退役軍人の健康調査をまとめたレポートの更新版を発表しています。 続きを読む


OTCタムスロシンの販売が開始(英国)

  すでに紹介済み(TOPICS 2008.11.28 2009.12.3)ですが、英国では31日から前立腺肥大による症状を緩和するOTC薬“Flomax Relief”(タムスロシン塩酸塩0.4mgカプセル)の販売が開始されました。 続きを読む


男性の鎮痛剤常用は難聴をもたらすかもしれない

 OTC医薬品として日本でも広く配合されている、アスピリン、イブプロフェンなどのNSAIDs、アセトアミノフェンといった鎮痛剤を常用すると、難聴(Hearing Loss)のリスクが高まるとした論文が、The American Journal of Medicine 誌に掲載されています。 続きを読む


子どもの喘息治療、Step-upはLABAsの追加が有用だが

 2010.02.19 のTOPICSで、米FDAからLABAs(長時間作用型β刺激吸入薬)の使用の事実上の慎重使用の勧告が示されたことを紹介しましたが、2日、NEJM 誌のOnline First に、ステロイド吸入による喘息治療を行っている子どもが治療のステップアップが必要な場合、ステロイド増量やロイコトリエン拮抗薬の併用より、LABAsの併用がより有用であるとした論文が掲載されています。 続きを読む


パロキセチンがタモキシフェンの作用を減弱させるかもしれない

 既に、日本でもタモキシフェン(ノルバデックスなど)の添付文書に注意喚起の記載はありますが、BMJ 誌のOnline First に、パロキセチン(パキシル)がタモキシフェンの作用を減弱させるとした論文が掲載されています。 続きを読む


エストロゲン単独のHRTは喘息リスクを高めるかもしれない

 Thorax 誌のOnline Firstに、閉経後の女性がエストロゲン単独のHRTを受けると、HRTを受けていない人に比べて喘息の発症リスクを高めるとした論文が掲載されています。  続きを読む


デキストロメトルファン濫用で小学校がパニック(タイ・バンコク)

 日本ではほとんど注目されていないデキストロメトルファン(DXM)の濫用問題ですが、タイのバンコク市内のある小学校で、4〜6年生の児童83人がDXMの錠剤を過量服用して、緊急搬送された騒ぎを地元各紙が伝えています。 続きを読む


ATM型調剤マシーン“KIOSK”(カナダ・トロント)

 カナダのニュースサイトを見ていたら、トロントの病院内に遠隔操作で調剤薬を販売する機械導入されることがちょっとした話題になっていました。 続きを読む


海外でOTC薬はどのように販売されているか

 少し前の情報ですが、厚生労働科学研究成果データベースを見ていたら、海外でOTC薬の陳列や販売がどのように行われているかを調査した報告書が掲載されていました。 続きを読む