Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

アセトアミノフェンと喘息リスク

 Lancet 誌の最新号に掲載された、アセトアミノフェンが喘息発症リスクを増やす可能性があるとしたニュージランドの研究グループの論文が各国で話題になっています。 続きを読む


薬局でのたばこ販売禁止条例は憲法違反か(米国)

 9日、米国サンフラシスコ地元各紙は、10月1日から事実上の実施が予定されている、薬局での販売を禁止する条例(TOPICS 2008.7.30)について、規制全米でドラッグストアを展開する「ウォルグリーン」(サンフランシスコには54の店舗を構える)は、実施の差し止めを求める請求を裁判所に起こしたと伝えています。 続きを読む


SEAS trial の解析公表もがんリスクは証明されていないとの見解

 8月21日の記事で、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤Vytorinの大規模臨床試験のSEAS trial (Simvastatin and Ezetimibe in Aortic Stenosis)のがんリスクをめぐる解析について紹介しましたが、現在ドイツのミュンヘンで行われている欧州心臓病学会(European Society of Cardiology)でその詳細が公表されました。 続きを読む


約3割の成人が処方薬を他人とやりとりをする(米国調査)

 米国の研究者はこのほど、処方薬の他人とのやりとり(borrowing,sharing)の実態についての調査結果をまとめ、 Journal of Women’s Health 誌のオンライン版に発表しています。 続きを読む


高脂血症治療薬とがんリスク

 FDAは21日、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤のVytorinについて、がんリスクの増加と関連があるかどうかを現在調査中であることを、Early Communication(早期伝達)で明らかにしました。 続きを読む


フルーツジュースが薬の吸収に影響を及ぼすかもしれない(カナダ研究)

 20年前に、グレープフルーツジュースとカルシウム拮抗薬フェロジピンとの相互作用を発表した、カナダ西オンタリオ大学の臨床薬理学のDavid G. Bailey教授らの研究グループは、米国フィラデルフィアで行われている米国化学会の全国会議で、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、りんごジュースなどが薬物の吸収を阻害させる可能性があると発表し、カナダなどを中心に大きく報道されています。 続きを読む


抗生剤による有害事象のリスク(米国研究)

 米国CDC(疾病管理予防センター)の研究チームはこのほど、病院のED(emergency department、緊急治療室)に薬の有害事象のために訪れた通院患者(outpatient)についてのデータのうち、抗生剤関連の事例の分析結果をまとめ、Clinical Infectious Diseases 誌に発表しています。 続きを読む


PPIの長期使用と骨折リスク(カナダ研究)

 日本でも使用頻度が年々増加しているPPIですが、カナダの研究者はPPIの長期使用が骨折リスクを高める可能性があるとする研究結果をまとめ、CMAJ 誌に論文を掲載しています。 続きを読む


薬局でのたばこ販売は禁止へ(米サンフランシスコ市)

 サンフランシスコ市の行政執行委員会(San Francisco Board of Supervisors )は29日、薬局でのたばこの販売を禁止する条例を9対2で議決しました。 続きを読む


トピラマートと先天性奇形リスク

 日本でも最近承認された、トピラマート(Topamax、日本名:トピナ)についての催奇形性についての論文がNEUROLOGY 誌に発表されています。 続きを読む