Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

飲料水中の医薬品成分(AP調査)

 下水道や河川などの生活環境に多くの医薬品が検出されているという話題は、本サイトでも度々紹介していますが、AP通信社ではこのたび全米24の大都市圏で利用されている飲料水中に含まれる医薬品成分などの分析を行い、9日その結果の一部がAP配信の記事として紹介しています。 続きを読む


薬局でアダルトグッズを試験販売(スウェーデン)

 スウェーデンの薬局はApoteket(アポテーク)という国営の薬局(現在は民営化、一部売却)が独占的に店舗展開していますが、このApoteketは7日、6月から950店舗のうち大規模店を中心とした約50の店舗でアダルトグッズを1年間試験販売すると発表しました。 続きを読む


ビタミンEと肺がんリスク

 抗酸化サプリメントの摂取と健康リスクとの関連が次々と明らかになっていますが、ワシントン大学の研究グループは、喫煙者がビタミンEを高用量で摂取すると肺がん発症のリスクが高まるとした研究結果をAmerican Journal of Respiratory and Critical Care Medicine 誌に発表しています。 続きを読む


高齢者へのイチョウエキスの有益性

 イチョウ(葉)エキスというと、認知症の予防になるのではないかと期待されているハーブですが、このほどオレコン州立大の研究グループが、高齢者を対象に行った二重盲検ランダム化比較試験の結果をNeurology 誌のオンライン版に発表しています。 続きを読む


軽度・中等度のうつ病に薬物治療は必要か?

 英国ハル大学(University of Hull)のアーヴィング・キルシュ教授らの研究チームは、抗うつ剤は高度のうつ病(severely depressed)患者には有効だが、軽度から中度のうつ病患者に対しては、プラセボと変わらないとする研究結果をまとめてPLoS Medicine 誌に発表しました。 続きを読む


風邪薬・咳止めによる事故の多くは大人の不注意が原因(米国)

 米CDC(疾病管理予防センター)の研究者らのグループは、咳止め・風邪薬による有害事象と救急治療部門(ED、Emaegency Department)に訪れると子どもの関連性を調べたデータをPediatrics 誌のオンライン版で発表しています。 続きを読む


コレステロール低下薬の有用性で波紋(米国)

 米国では14日にMerck 社とSchering-Plough 社が発表したENHANCE試験の中間結果(preliminary results)の発表をめぐって、大きな波紋が広がっています。 続きを読む


フランスも公共の場では全面禁煙に

 フランスで1月1日(実際の取り締まりは2日から)から、バー、ディスコ、レストランなど公共の場での禁煙が実施されました。公共の場でたばこに火をつけるだけで、最高450ユーロ(約7万4000円)の罰金が科せられる他、内部での喫煙を許した施設の責任者に対しても最高750ユーロ(約12万4000円)の罰金が科せられるとのことです。 続きを読む


玩具と製薬メーカーが合弁、ターゲットは子ども?

 21日の各紙は、玩具事業を中核に、雑貨・アパレルなどの周辺事業を手がける(株)タカラトミーと、健康食品・化粧品などのOEMを手がける(株)東洋新薬が、健康食品、栄養食品の商品企画合弁会社「株式会社タカラトミーウェルネス」を設立することで合意し、12月20日付けにて合弁事業契約書を締結したと伝えています。 続きを読む


MLBミッチェル・レポート

 皆さんもご存知のように13日、米大リーグ(MLB)の薬物汚染の実態を調査したジョージ・ミッチェル元上院議員による「ミッチェル・レポート」が公表され、日本でも大きな話題になっています。 続きを読む