Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

パーキンソン病とギャンブル依存症

 最新情報に詳しい方ならもうご存知かもしれませんが、米国やカナダでは、パーキンソン病の治療薬の影響でギャンブルを止められなくなったとして、多くの裁判が起こっています。これらの多くは、去年Archives of Neurology誌に掲載された、下記の報告などを受けてのものと思われます。 続きを読む


OTC咳止め薬は、本当に有用か?(米国)

 胸部疾患を専門とする内科医・外科医などで構成される、The American College of Chest Physicians (米国胸部疾患学会議、ACCP)は9日、「咳治療に関するガイドライン」をまとめたと発表、「多くのOTC薬は咳治療のために勧められない」としたことから、国内外から大きな波紋を呼んでいます。 続きを読む


プソイドエフェドリン配合剤、全米で販売規制へ

 現在、米国内の一部の州ではプソイドエフェドリンの販売規制が行われていますが、9日のAP通信などによると、プソイドエフェドリン含有製品の販売規制が、反テロ法(Patriot Act、愛国者法)の改正案に盛り込まれることになり、2006年の9月までに全米で実施される見込みになったと報じられています。 続きを読む


子供の不健康な食生活を助長するTV広告に警鐘(米国)

 近年日本でも、肥満や高血圧など、大人と同じ生活習慣病を抱える児童や中高生は少なくありません。米国では、12月6日にその原因の一つをを示唆するレポートが米国科学アカデミーの医学研究所(Institute of Medicine、IOM)から発表され、大きな話題となっています。 続きを読む


アセトアミノフェンと肝不全(米国研究)

 OTCにも広く配合されているアセトアミノフェンですが、劇薬に分類されているように、アセトアミノフェンの過量服用による肝臓へのダメージは有名です。 続きを読む


OTCとして供給される緊急避妊薬(英国)

 英国では、緊急避妊薬(MAP、morning-after pill)は16歳以上であれば薬局で購入することができますが、このほどその利用状況が報告されました。 続きを読む


緊急避妊薬の調剤拒否にゆれる米国薬剤師

 bmj 誌によれば、米国では今、信仰や道義上の理由で、モーニング・アフターピル(MAP、緊急避妊薬)の調剤を拒否する薬剤師が続出し、医師会などの関係者が調整に乗り出したと伝えています。 続きを読む


FIPが提唱する薬剤師による禁煙指導

 FIP(国際薬剤師・薬学連合)はこのほど、禁煙指導と禁煙支援に取り組む現場の薬剤師や、各国薬剤師会のための小冊子“Pharmacists Against Tobacco -How to get started?”を作成した。 続きを読む


バイアグラ服用で、深刻な視力障害か

 FDAは27日、バイアグラの服用者38人に、「非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)」という深刻な視力障害が出ているとの報告を受け、調査を始めたことを明らかにした。 続きを読む