Category Archives: 病気

疾患・治療法に関する情報です。

ARBに発がんリスクは認められない(米FDA)

 TOPICS 2011.06.14 で、Lancet Oncology 誌でARBが発がんリスクを高める可能性があるとした論文が掲載され、のち米FDAがARBと発がんリスクとの関連性についてレビューを進行していることを紹介しましたが、2日最終的なレビュー結果が発表されています。 続きを読む


ガーダシルが医薬品第二部会を通過、承認へ

 30日、薬事・食品衛生審議会 薬事分科会の医薬品第二部会が開催され、MSD社が製剤販売承認申請をしていたHPVワクチンのガーダシル水性懸濁筋注、同シリンジについて、「承認して差し支えない」との結論をまとめました。 続きを読む


薬物の脳内移行性は年齢によって異なる(霊長類)

 理化学研究所は25日、薬物の脳内移行性は年齢によって異なるとした研究結果を発表しています。ヒトによる研究ではありませんが、アカゲザル(霊長類)で行った実験で明らかになったとのことで、ヒトにおいても年齢による副作用の現れ方の違いに、脳内移行性の差が関わっている可能性を示しています。 続きを読む


小麦加水分解物と小麦依存性運動誘発アナフィラキシー

 去年の10月に既に注意喚起されていた話題(直接関係ないと思ってスルーしていましたが・・・)ですが、多くの健康被害の事例があったとなると無視はできません。 続きを読む


災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット

 日本小児アレルギー学会はこのほど、学会の専門医やNPO 団体、アレルギー患者親の会と共に「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」を作成し、日本小児アレルギー学会(http://www.iscb.net/JSPACI/)のウェブサイトでPDFを公表しています。 続きを読む


アリセプト23mgの販売禁止を求める請願(米国)

  米医薬品監視団体の Public Citizen は18日、去年から米国内で販売されているアリセプトの23mg製剤について、10mg製剤よりも副作用が多く認められるなどとして販売の禁止を求める請願書をFDAなどに提出したことを明らかにしています。 続きを読む


ピオグリタゾンの膀胱がんリスクへの懸念(フランス)

 米FDAでは現時点では安全性に問題はないとされている(TOPICS 2010.09.18)、ピオグリタゾン(アクトス)の膀胱がんの発症リスクですが、フランスでは安全性への懸念が広がっているようです。英語のソースも少なく、記事にするのを躊躇していましたが、ここにきて英語の記事も出てきたので少し紹介したいと思います。 続きを読む


高齢高血圧症患者の(暫定的)治療指針(米国)

 25日、米国心臓協会(AHA: American Heart Association)と米国心臓病学会(ACC:American College of Cardiology)は合同で expert consensus document(つまりガイドラインではない) という形で高齢者向けの高血圧の初の治療指針を発表しています。 続きを読む


高い中性脂肪は食生活とライフスタイルの見直しで(米国)

 米国心臓協会学会(AHA:American Heart Association)は、中性脂肪(TG)と心臓血管病の関連や治療法などについてまとめたScientific Statement を Circulation 誌のオンライン版で発表しています。 続きを読む


ドパミン作用薬を服用中の患者さんへ(仏・リーフレット)

 パーキンソン病やレストレスレッグス症候群に広く使われているドパミン作用薬ですが、フランス当局のAfssaps は、4月11日の世界パーキンソンデー(World Parkinson’s Day)に合わせて、ドパミン作用薬を服用している患者さん向けのリーフレットを作成しています。

Médicaments «dopaminergiques» – Mise à disposition d’un dépliant d’information destiné aux patients et à leur entourage – Communiqué
(Afssaps 2011.4.11)

Dépliant : Médicaments dopaminergiques : mieux connaître certains effets indésirables pour en parler plus facilement
(Afsspas 2011.4.11 PDF:913KB)(テキストGoogle翻訳→リンク 続きを読む