Category Archives: 海外公的機関

米国FDA、英国MHRA、英国保健省など海外の公的機関が発表する情報です。

ロイコトリエン受容体拮抗薬と精神神経系症状(米FDA)

 米FDAは12日、ロイコトリエン受容体拮抗薬のモンテルカスト(シングレア・キプレス)、ザフィルルカスト(アコレート)、Zileuton について、服用している人の中で、精神神経系の症状が出ているとして、製品情報に注意文を盛り込むよう求めました。 続きを読む


抗精神病薬と静脈血栓症リスク(英MHRA)

 MHRA(英国医薬品庁)は、3日公表された“Drug Safety Update newsletter”と“Public Assessment Report”で、抗精神病薬の使用により、venous thromboembolic(VTE:静脈血栓症)のリスク増加が否定できないとした見解を発表しています。 続きを読む


プロピルチオウラシルは第二選択とすべき(米FDA)

 米FDAは3日、抗甲状腺薬のプロピルチオウラシル(PTU:チウラジール、プロパジール)について、重大な肝障害の報告があるとして、バセドウ病(米国では、“Graves’ disease”というようです)の治療で抗甲状腺薬を使用する場合には第一選択薬としないよう注意を呼びかけました。 続きを読む


たばこパッケージに写真入り警告文を各国政府は義務づけるべき(WHO)

 新型インフルエンザで今年は盛り上がりに欠けましたが、きのう5月31日は世界禁煙デーです。今年のテーマは、“Tobacco Health Warnings”で、WHOでは世界禁煙デーに先だって29日、各国政府に対し、たばこのパッケージに健康を害することを記した写真による警告文の義務付けを行うべきとした声明を発表しています。 続きを読む


米FDAのウェブサイトがリニューアル

 何ヶ月前かにトップページがリニューアルした米FDAのウェブサイト(http://www.fda.gov/default.htm)ですが、29日、カテゴリーが整理され、個別のページもリニューアルされました。 続きを読む


アセトアミノフェンの安全対策(肝障害)が示される(米国)

 アセトアミノフェンについて、過量服用に伴う重篤な肝障害についての検討を行う諮問委員会が、6月29日、30日に開催されることを4月29日のTOPICSで紹介しましたが、この諮問委員会に先だって、FDAの作業部会(working group)がまとめた、アセトアミノフェンの安全使用に関する勧告や、有害事象の報告をまとめた過去のレポートなどをまとめた討議資料(MEMORANDUM、全286ページ)を27日公表しました。 続きを読む


テストステロン外用薬は子どもが触れないようにすべき(米FDA)

 米FDAは7日、テストステロン配合ゲル(1%)について、小さな子どもが誤って曝されると有害事象が生じる可能性があるとして、注意を呼びかけています。 続きを読む


処方薬自販機の導入を検討(カナダ・オンタリオ州)

 カナダ・オンタリオ州の保健省は6日、テレビ電話を用いた処方薬の自動販売機(以下、自販機)の導入を認める方針を明らかにしています。 続きを読む


ダイエットサプリ Hydroxycut が自主回収へ(米国)

 米FDAは1日、健康補助食品 Hydroxycut について、重篤な肝障害などの有害事象と関連付けられるとして、国民にこれらを使用しないよう呼びかけを行いました。 続きを読む


新型インフルエンザに関する情報(リンク)

 WHOは29日記者会見を行い、新型インフルエンザの警戒水準を「フェーズ5」に引き上げると発表しました。

Statement by WHO Director-General, Dr Margaret Chan(2009.4.29)
 http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2009/h1n1_20090429/en/index.html

私たちも、公的機関の最新情報の把握が必要です。以下、関連サイトをまとめてみました。 続きを読む