Category Archives: 海外公的機関

米国FDA、英国MHRA、英国保健省など海外の公的機関が発表する情報です。

英国当局も6歳未満にはOTC風邪薬・咳止めを使用しないよう勧告

 英国医薬品庁(MHRA)は28日、小児用OTC風邪薬は12歳未満の子どもには有用ではなく(ファーストチョイスとして勧められない)、6歳未満へは使用すべきでないなどとした、安全性情報を発表しました。 続きを読む


メトクロプラミドによる遅発性ジスキネジアは非可逆的(米FDA)

 米FDAは26日、メトクロプラミド製剤(プリンペラン)について、長期使用をすると、使用を中止した場合でも遅発性ジスキネジア(tardive dyskinesia)が発現する可能性があるとして、遅発性ジスキネジアのリスクについて、黒枠警告(black box warning)に改めると共に、医薬品ガイド(medication guide)を作成することを製造メーカーに求めました。 続きを読む


オンライン報告で成果を上げるイエローカード副作用報告システム

 英国では1964年におきたサリドマイドによる薬害をきっかけにはじまった、イエローカード副作用報告システム(Yellow Card Scheme)という独自の副作用報告システムがありますが、昨年の2月18日からはオンラインによる報告システムが本稼働し、運用が行われています。 続きを読む


OTC抗肥満薬を欧州委員会が承認

 GlaxoSmithKline社は1月21日、抗肥満薬Orlistat 60mg (Alli) が欧州委員会(European Commission)から承認を受けたと発表しました。 続きを読む


処方せん医薬品スイッチに対する英国医師の本音

 英国では現在、国策としてさまざまな処方せん医薬品のOTC化が検討されていますが、このほどDTB 誌(Drugs and Therapeutics Bulletin、広告を載せない独立・中立の医学雑誌)は、OTCへのスイッチが検討されているトリメトプリムとタムスロシン、4年前にスイッチされたシンバスタチンについて、スイッチの是非などについての調査を行い、このほどその結果を発表しています。 続きを読む


偽造医薬品の危険性を伝えるキャンペーンを開始(英国)

 英国医薬品庁(MHRA)は15日、ファイザー社や患者団体などと協力して偽造医薬品(counterfeit medicines)の危険性を伝えるキャンペーンを開始すると発表しました。 続きを読む


カナダ当局、バレニクリンの注意喚起強化を検討

 カナダ当局の HEALTH CANADA は6日、禁煙補助薬のChampix(一般名:バレニクリン、本邦商品名:チャンピックス)について、精神神経系の有害事象についてのラベル変更を現在検討中であることを明らかにしました。 続きを読む


薬局を活用したHIV無料検査の試行事業を開始(スペイン)

 海外では、薬局はそのアクセスのよさから、STDなど、日本では保健所で行うような検査を薬局に委託する国もあるようですが、BMJ 誌のニュースなどによると、スペインのカタロニア地方では、今年からHIV検査を薬局で無料で行うというパイロット・プロジェクト(試行事業)が開始されるようです。 続きを読む


カナダ当局、6歳未満にはOTC風邪薬・咳止めを使用しないよう勧告

 18日、カナダの当局 Health Canada は、6歳未満の子どもにはOTC風邪薬や咳止めを使用しないよう勧告を行うともに、OTCメーカーに対して2009年秋までに、ラベルに「6歳未満の子どもは使用しないで下さい」などの文言を加えることを求めました。 続きを読む


FDA諮問委、LABAs単剤は喘息に使用しないよう勧告

 12月6日のTOPICSで紹介しましたが、米FDAでは12月10-11日の2日間にわたって、成人や子どもの喘息などに広く使われている長時間作用型β2刺激吸入薬(LABAs:long acting beta-2 adrenergic agonists)のリスクとベネフィットを検討を行う、肺アレルギーの薬剤諮問委員会、薬剤安全とリスクマネージメント諮問委員会、小児科の諮問委員会による合同の諮問委員会が開催されました。 続きを読む