Category Archives: 海外公的機関

米国FDA、英国MHRA、英国保健省など海外の公的機関が発表する情報です。

Diane-35、にきび治療ではベネフィットがリスクを上回る(EU・加)

 経口避妊薬としても広く使われているにきび治療薬 Diane-35(ダイアン35:シプロテロン酢酸塩とエチニルエストラジオールの合剤) の血栓リスクについては、本サイトでもこれまで紹介(TOPICS 2013.01.302013.01.06)しましたが、17日、欧州医薬品庁(EMA)のPRAC(ファーマコビジランス・リスク評価委員会)とヘルスカナダが、にきび治療としてのDiane-35の使用は、ベネフィットがリスクを上回るとした評価結果を発表しています。 続きを読む


シグナル(オランダLareb Quarterly Reports)

 オランダ薬剤監視センター(Lareb:Netherlands Pharmacovigilance Centre Lareb)ではシグナル検出をまとめたレポートを四半期ごとに発出してますが、6日、最新のレポートがLarebのウェブサイト(http://www.lareb.nl/)に掲載されています。 続きを読む


シロスタゾールは食前服用を推奨(英MHRA)

 TOPICS 2013.03.23 で、欧州医薬品庁(EMA)がシロスタゾールの使用制限を勧告したことを紹介しましたが、英国医薬品庁(MHRA)もDrug Safety Update で、ライフスタイルの改善と他の適切な介入によっても十分に改善しなかった場合の第二選択としての使用に制限されるなどとした、適正使用に関する注意喚起を行っています。 続きを読む


緊急避妊薬の販売年齢制限が15歳未満に引下げ(米国)

 TOPICS 2013.04.05 で、米国で17歳未満は処方せんが必要とした緊急避妊薬の販売制限(TOPICS 2011.12.08)が取り消される判断を示されたことを紹介しましたが、30日FDA、処方せんなしでの販売を15歳に引き下げるとともに、薬剤師がいない時間帯での販売も可能とする発表を行っています。 続きを読む


OTC鎮痛薬の販売制限(デンマーク)

 TOPICS 2013.02.10 で、OTCアセトアミノフェンの販売制限で過量服用による中毒死や肝移植を減らしたことが示唆されたとするBMJの論文を紹介しましたが、デンマークではこの論文を受けて(?)、アセトアミノフェンやアスピリン、イブプロフェンなどが含まれる鎮痛薬の大包装品については、処方せん薬にすることを決めたそうです。 続きを読む


つわり治療薬が30年ぶりに復活(米国)

 米FDAは8日、妊婦初期のつわり(嘔吐・吐き気)治療薬として、Diclegis を承認したと発表しています  続きを読む


モンテルカストと子どもの精神神経系有害事象(豪州)

 豪TGAは2日公表のMedicines Safety Update で、モンテルカスト(シングレア、キプレス)使用中の患者で精神神経系の有害事象の可能性があるとして、注意を呼びかけています。 続きを読む


ラウリル硫酸ナトリウムの皮膚刺激性(英MHRA)

 英医薬品庁(MHRA)は26日公表の Drug Safety Update とプレスリリースで、国内で広く使われている保湿剤について、乳化剤として配合されているラウリル硫酸ナトリウムに皮膚刺激性(skin irritation)があるとして、アトピーなど子どもの湿疹に使用する場合は皮膚反応がないかどうか確認するよう注意を呼びかけています。 続きを読む


EMAもインクレチン関連薬の安全性についてレビューを開始

 TOPICS 2013.03.15 で、米FDAがインクレチン関連薬で膵炎リスクが2倍となるとした論文が掲載されたことなどを受けて、安全性についてレビューを開始すると発表したことを紹介しましたが、欧州医薬品庁(EMA)も、安全性についてのレビューを開始すると発表しています。 続きを読む


シロスタゾールの使用制限を勧告(EMA)

 欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は22日、日本でも広く使われているシロスタゾール(プレタール他)について、出血や心血管系の有害事象が懸念されるとして、一部の患者に対する使用制限を勧告しています。 続きを読む