Category Archives: OTC・一般用医薬品

一般用医薬品や医薬品販売制度に関する情報を紹介します。

プソイドエフェドリン製品の販売制限、中国でも

 メタンフェタミンの密造の原料となる可能性があるとして、プソイドエフェドリンを含有するOTC風邪薬・鼻炎薬については、世界各国で厳しい販売制限が行われていることをこれまでもたびたび紹介してきましたが、お隣中国でも購入制限が今月から実施されているそうです。(地域によっては10日から実施のところも) 続きを読む


タミフルOTC化でも耐性増やワクチン接種率低下は認めず(NZ)(UPDATE)

 ニュージランドでは2007年からインフルエンザシーズン(5-9月)に限り、タミフルの処方せんなしでの販売が認められていますが、OTC化によって、インフルエンサウイルスの耐性が増えたり、後で使うために備蓄購入される、インフルエンザワクチンの接種率に影響を与えることはなかったとする論文がJournal of Antimicrobial Chemotherapy 誌のオンライン版に発表されています。(FULL TEXT で見たい) 続きを読む


米FDA諮問委、オキチブチニン貼付剤のスイッチを審議へ

 31日、米FDAは11月9日開催の非処方せん薬諮問委員会(Nonprescription Drugs Advisory Committee)で、オキシブチニン(本邦販売名:ポラキス他)の貼付剤(oxybutynin transdermal system)のOTC品を承認するかどうかの審議を行うと発表しています。 続きを読む


イブプロフェンのリスク区分変更が官報で告示

 9月4日付け官報で、イブプロフェンの第2類→指定第2類のリスク区分変更が官報で告示されました。インターネット版官報(http://kanpou.npb.go.jp/)(本紙5878号 3ページ)で閲覧できます。 続きを読む


経口/緊急避妊薬の再分類実施は3年間先送り(韓国)

 TOPICS 2012.06.07 で、韓国食品医薬品安全庁が医薬品の分類案を公表し、7月下旬までに正式決定するという話題を紹介しましたが、日本語の記事が出ていたので調べたところ、29日に最終決定が行われたそうです。 続きを読む


一般用医薬品による重篤な副作用の報告状況

 厚労省は29日、2007年度から2011年度の5年間に報告された一般用医薬品の副作用の報告状況等について、医薬品・医療機器等安全性情報290号で明らかにしています。 続きを読む


小林製薬、第3類医薬品の通販事業を開始へ

 既に先行報道でご存じかと思いますが、一般用医薬品や生活雑貨品の大手メーカーの小林製薬が21日、9月から第3類医薬品の通信販売事業を開始することを正式発表しています。 続きを読む


市販咳止め薬で、うっかりドーピング

 日本ハンドボール協会と日本アンチ・ドーピング機構(http://www.playtruejapan.org/)は17日、HC岐阜に所属する元男子日本代表選手が7月に開催された全日本社会人選手権での検査で、禁止物質の陽性反応を示したとして、3カ月の資格停止処分が科されたと発表しています。 続きを読む


6歳未満に風邪薬・咳止め薬は与えられるべきではない(豪州)

 OTC風邪薬や咳止め薬については現在、カナダ(2008.12.08)、英国(2010.11.10 Update)、ニュージランドでは6歳未満、米国では2歳未満(業界自主規制では4歳未満)の小児では使用すべきでないとされていますが、15日、豪州当局のTGAもレビュー結果を発表(パブコメを開始して(TOPICS 2009.10.23)実に3年近く経っているけど)、これを踏まえ、6歳未満は使用禁止、6歳~11歳は医療専門職のアドバイスの下に使用することを決めています。 続きを読む


コデイン類配合小児用かぜ薬は指定第2類でいいのだろうか?

 以前、授乳婦がコデインを服用した場合、ごく稀ではあるが、コデイン服用後代謝の過程(迅速代謝)でできたモルヒネが乳汁に移行し、これを飲んだ乳幼児が呼吸抑制などの有害事象を起こす可能性があるという報告があるとして、添付文書が変更されたことを紹介しました(TOPICS 2009.12.02)が、米FDAでは、乳幼児がコデイン配合剤を常用量使用(海外ではコデインは鎮痛目的で使用)した場合でも死亡例を含む事例が報告されたとして注意を呼びかけています。 続きを読む