Category Archives: OTC・一般用医薬品

一般用医薬品や医薬品販売制度に関する情報を紹介します。

処方せん医薬品スイッチに対する英国医師の本音

 英国では現在、国策としてさまざまな処方せん医薬品のOTC化が検討されていますが、このほどDTB 誌(Drugs and Therapeutics Bulletin、広告を載せない独立・中立の医学雑誌)は、OTCへのスイッチが検討されているトリメトプリムとタムスロシン、4年前にスイッチされたシンバスタチンについて、スイッチの是非などについての調査を行い、このほどその結果を発表しています。 続きを読む


大正製薬、抗肥満薬オルリスタットの開発・販売権を取得

 中外製薬の開発中止で、日本での発売の目処すら立っていなかった抗肥満薬オルリスタット(Orlistat)ですが、大正製薬が開発に名乗りを上げたそうです。 続きを読む


ヴィックス ヴェポラッブ、2歳未満への使用は安全か?

 日本でも有名なプロクター・アンド・ギャンブル社の『ヴィックス ヴェポラッブ』(大正製薬が販売、医薬部外品)について、気道の狭い2歳未満の小児が使うと気道における粘液分泌が高まり、気道の炎症を悪化させ、呼吸困難になる可能性があるとした論文がCHEST 誌に発表され、海外では大きな話題となっています。 続きを読む


OTCアシクロビル軟膏を性器ヘルペス治療に転用?

 昨日、『薬剤師「失業時代」』という新聞広告につられて、経済誌ZAITENの2月号を見るためにとなりまちの書店まで行ってきました。 続きを読む


第一類の販売には、販売実践ガイダンスの開発が必要

 調剤と情報の2009年1月号で、日薬の一般用医薬品委員会の委員でもある東和薬局の武政文彦氏は、来年6月の新薬事法の全面施行を受けてすすめられている一般用医薬品販売(OTC販売)の大変革について、「一般用医薬品販売のコペルニクス的転回」と題して、その社会的背景や今後の課題についてさまざまな提言を行っています。 続きを読む


医薬品のネット販売、規制強化の方針固める

 まだ、パブリックコメント(TOPICS 2008.09.17)の結果は発表されていませんが、各紙は相次いで、医薬品のインターネット販売について、第三類医薬品のみに制限するとした省令案について、厚労省は従来の方針通りに年明けにも省令化すると伝えています。 続きを読む


ダイエー、39店舗で医薬品を無免許販売

 大手スーパーのダイエーは22日、グループの39店舗で2006年3月から今月14日までに計106品目、1121個の医薬品を販売していたと発表しました。 続きを読む


厚労省、規制改革会議の公開質問状に答える

 政府の規制改革会議は16日、厚労省に「インターネットを含む通信販売による一般用医薬品の販売規制」に関する公開質問状を送付し、厚労省は19日に回答を行っています。 続きを読む


OTC風邪薬による有害事象は、偶発的過量服用だけが原因ではない

 あまりメディアでは取り上げてはいませんが、19日のAnnals of Emergency Medicine 誌のオンライン版にOTC風邪薬・咳止め薬による死亡例について、原因の分析をまとめた調査結果が発表され、これらOTC薬が子どもへの虐待の手段として使われている可能性もあるとしたショッキングな指摘が行われています。 続きを読む


カナダ当局、6歳未満にはOTC風邪薬・咳止めを使用しないよう勧告

 18日、カナダの当局 Health Canada は、6歳未満の子どもにはOTC風邪薬や咳止めを使用しないよう勧告を行うともに、OTCメーカーに対して2009年秋までに、ラベルに「6歳未満の子どもは使用しないで下さい」などの文言を加えることを求めました。 続きを読む