Category Archives: くすり

医薬品・くすりに関する情報です

パーキンソン病治療薬と心臓弁膜症

 NEJM誌の最新号に、心臓弁膜症と麦角アルカロイド誘導体のペルゴリド、カベルゴリンの使用が関連づけられるとする2つの論文が掲載されています。 続きを読む


PPIが、大腿骨頸部骨折のリスクを高めるかもしれない(英国研究)

 米国ペンシルベニア大の研究グループは、プロトンポンプ阻害剤(PPI)を1年以上服用すると、大腿骨頸部の骨折(hip fracture)のリスクが44%高まり、また高容量を使用すると、使用しない人に比べリスクは2.6倍になるとする調査結果をまとめ、論文がJAMAの最新号に掲載されています。 続きを読む


平成17年度家庭用品に係る健康被害病院モニター報告

 厚労省は26日、平成17年度家庭用品に係る健康被害病院モニター報告を発表しています。 続きを読む


パブリックコメントを活用しよう

11月30日開催の薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会で示された、改正薬事法による一般用医薬品のリスク分類案は、まだ決定ではありません。また、国会で議論されるというわけでもありません。 続きを読む


ED啓発広告は子供に悪影響を及ぼす(米国小児科学会)

 米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)は4日、”Children, Adolescents, and Advertising” と題するステートメントを発表し、子供をターゲットにして行われている広告が、健康に悪影響を与えているとして、TVコマーシャルなどの規制を求めています。 続きを読む


WHOとFIPが新しい時代の薬局薬剤師の役割を示す

 WHOは21日、FIP(国際薬剤師・薬学連合)と共同で作成したハンドブック、”Developing pharmacy practice A focus on patient care”の初版を発表しました。 続きを読む


ドパミン作用薬と病的賭博・性欲亢進(英国レポート)

 MHRA(英国医薬品医療用製品規制庁)は7日、病的賭博(pathological gambling)と性欲亢進(increased libido)について、ドパミン作用薬の使用と関連づけられるとしたレポート(Public Assessment Report)を公表し、すべてのドパミン作用薬について、患者向けリーフレット(patient information leaflet)にこれらの情報を加えるよう求めています。 続きを読む


認知症と非定型抗精神病薬

 近年、アルツハイマー型痴呆症に伴う、他者への攻撃性、妄想や幻覚などの行動障害を改善するために、リスペリドンなどの非定型抗精神病薬が使われることがありますが、このほど、南カルフォルニア大学の研究グループが、これらの薬剤の有効性と安全性についての研究を行い、The New England Journal of Medicine に論文を発表しています。 続きを読む


認知症治療薬の使用制限(英国)

 英国では昨年来、ドネペジル(アリセプト)を始めとする認知症治療薬について、費用対効果からその使用を制限する案を打ち出していましたが、NICE(国立医療技術評価機構)は11日、7月13、14日に行われた公聴会で出されたアルツハイマー病協会、認知症ケア財団、英国看護協会、英国精神科医師会や認知症治療薬メーカーによる使用制限に反対する意見陳述について、すべての意見を棄却すると発表し、英国内では大きな反発を招いています。 続きを読む


ニューキノロン系抗菌剤と腱障害

医薬品などを監視する消費者団体の米国パブリックシチズン(Public Citizen)は29日、ニューキノロン系抗菌剤(Fluoroquinolone Antibiotics)による腱炎・アキレス腱断裂などのリスクを、黒枠警告(”Black-box”warnings)に記載すべきとする請願をFDAに行ったと発表した。 続きを読む