Category Archives: くすり

医薬品・くすりに関する情報です

中学生に薬害をどのように教えるか

 3月22日に開催された、第9回薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会の資料によれば、17日に甲府市薬剤師会が中心になって、甲府市内で中高生公開講座ワークショップ「薬について、一緒に考えてみませんか?」というのが開催されたそうです。 続きを読む


オンラインによる患者副作用報告の試行事業が開始

 最近まで実証研究が行われていた、オンラインによる患者副作用報告(TOPICS 2011.01.11)ですが、3月26日から正式な試行事業としてスタートしています。 続きを読む


OTCの活用を検討する注目の米FDA公聴会が始まる

 TOPICS 2012.03.01 で紹介した、OTC医薬品の新たな活用を検討する米FDAの公聴会が22日、始まっています。 続きを読む


海外におけるセルフメディケーション(厚生労働科学研究)

 昨年の春から夏にかけての公表より遅れて厚生労働科学研究成果に順次掲載される前年度(2010年度)の厚生労働科学研究の報告書ですが、21日までに私たちと関連深い「医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究」の報告書(全文)のほとんどがようやくアップされました。

 今回まず紹介するのは、「諸外国におけるセルフメディケーション・OTC販売に関与する専門家の役割及びトレーニングの状況調査に関する研究」という、海外におけるセルフメデフィケーションの現状とこれに関わる地域薬局の取り組みを紹介したものです。日本における今後の地域薬局の活動の展開の可能性についての示唆となるもので、是非皆さんも一読することをお勧めします。 続きを読む


ほとんどの副鼻腔炎に抗生剤は不要(米国感染症学会GL)

 米国感染症学会(IDSA:Infectious Diseases Society of America)は20日、毎年7人に1人がかかることがある副鼻腔炎について、原因の90~98%はウイルス起因のものだとして、抗生剤の適正使用などを促すガイドラインを発表しています。 続きを読む


高山病にイブプロフェンが有用かもしれない

 高山病に伴う頭痛にはイブプロフェンやアセトアミノフェンがしばしば用いらいるようですが、今回の研究では、イブプロフェンが痛みだけではなく、胃腸症状などの高山病の諸症状も緩和するとした結果が発表されています。 続きを読む


ニコランジルによる潰瘍はさまざまな粘膜で発現しうる

 日本でも狭心症などに広く使われているニコランジル(シグマート)ですが、重大な副作用として、「口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍」が記載されていることは皆さんもご存じだと思います。20日、これらの潰瘍が、性器や膣などのあらゆる粘膜でも発生しうるとした安全性情報が、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé→現在はANSM)より発出されています。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2012年3月

 今月のちょっと気になった論文や報告などです。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です 続きを読む


海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.10 No.6

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は3月15日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.10 No.6を公表しています。  続きを読む


5α-還元酵素阻害薬、処方前に泌尿器系チェック必要(カナダ)

 ヘルスカナダは19日、前立腺肥大症治療薬として使用されている5α-還元酵素阻害薬(5-ARIs)のフィナステリド(本邦で低用量のものがプロペシアとして販売)、デュタステリド(アボルブ)について、 高グレード前立腺がん(High-grade prostate cancer)の発症リスクが増大する可能性があるとして、安全性情報を発出しています。 続きを読む