Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

重篤な皮膚障害の報告が多い医薬品

 厚労省は25日、2009年9月~2012年1月までに報告された、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))及び、中毒性表皮壊死症(TEN)の報告状況等について、医薬品・医療機器等安全性情報290号とPMDAからの医薬品適正使用のお願いで明らかにしています。 続きを読む


ピボキシル基を有する抗菌薬と小児の低カルニチン血症(Update4)

 PMDAメディナビに登録している方はもうご存じだと思いますが、PMDAから発出された安全性情報です。 続きを読む


米国も糖尿病患者へのアリスキレンとARB/ACEの併用は禁忌に

 米FDAは20日、アリスキレン(米国:Tekturna他、日本:ラジレス)についてのレビュー結果を明らかにし、ARBまたはACE阻害剤とラジレスとの併用については、2型糖尿病患者に対しては禁忌に、また中等度から重度の腎障害への患者については投与を避けるとしたラベルの変更を行うと発表しました。 続きを読む


茶のしずく石鹸、健康被害で全国で一斉提訴

 本サイトでもたびたび紹介した茶のしずく石鹸などの小麦麦加水分解物含有石鹸による健康被害の問題(TOPICS 2011.05.21 2011.07.15)ですが、ついに集団訴訟に発展しています。 続きを読む


ビクトーザの回収を求める請願書が提出(米国)

 日本でも販売が開始されて2年近くになるGLP-1アナログ製剤のビクトーザですが、米医薬品監視団体の Public Citizen は19日、臨床的にベネフィットより甲状腺がん、膵炎、重篤なアレルギー反応や腎不全などの有害事象のリスクが上回るとして、ビクトーザの回収を求める請願書をFDAに提出したことを明らかにしています。 続きを読む


パイロットは生薬を服用できない

  18日の読売新聞に、沖縄のローカル航空会社の副操縦士が運航に不適切な医薬品を服用して乗務したとして、厳重注意を受けたという記事が出ていました。 続きを読む


医薬品のリスクコミュニケーション(厚生労働科学研究)

  TOPICS  2012.03.22 に続き、最近全文がオンラインで読めるようになった2010年度の厚生労働科学研究の報告書の紹介です。 続きを読む


意識消失のリスクがある薬で交通事故を起こしたら責任は誰?(Update)

 京都で交通事故で7人が死亡するという痛ましい事故がおこりました。各紙の報道によれば、てんかんがあり自動車の運転が止められている状況たったとのことで、関連性があるとすればやりきれない思いがあります。 続きを読む


虫刺されの多くで抗ヒス剤やステロイドは無効(英国)

 肝心の FULL-TEXT が見れないので、紹介は各紙からの引用になってしまいますが、薬物療法のレビューを行っている独立系の医学雑誌のDrug and Therapeutics Bulletin 誌に掲載された記事です。 続きを読む


最近の国内外の副作用等の報告状況

 3月23日、薬事・食品衛生審議会の平成23年度第3回医薬品等安全対策部会が開催され、2011年8月1日から11月30日までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む