Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

抗精神薬の安全情報の解析(国衛研報告)

 PubMed で検索を行っていたところ、国立医薬品食品衛生研究所(国衛研)が毎年報告書をWEBに掲載していることを初めて知りました。この研究は2011年の報告書に掲載された研究です。 続きを読む


ラジレス情報(カナダ)

 ヘルスカナダ(Health Canada)は23日、ノバルティスのカナダ法人が18日付けで医療専門職向けに宛てた安全性情報(Letter)を明らかにし、今回の情報を支持するとしています。 続きを読む


2012年度の厚労省の方針(関係部局長会議)

 19、20日の2日間にわたり、都道府県などの担当者に2012年度の厚労省の方針を説明する全国厚生労働関係部局長会議が開催されています。 続きを読む


タミフルの有用性に疑問(コクランレビュー)

 18日、ノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル、リレンザ)の効果についてのコクランのシスティマテイックレビューの更新版が発表されています。結果もさることながら、必要なデータが製薬会社から開示されなかったとして、十分な評価が行えないとの異例のコメントが付されたことから、各紙が取り上げています。(現在も各記事を検証中。一部、翻訳・解釈に自信がないところがありますのでご了承を) 続きを読む


ラジレスとARB/ACEの併用は高カリウム血症のリスクを高める

 現在、糖尿病患者へのアリスキレン(ラジレス)とACE阻害薬/ARBとの併用を控える勧告(TOPICS 2011.12.28)が行われていますが、併用療法における高カリウム血症の発症リスクを調べたメタアナリシスがBMJ誌のオンライン版に掲載されています。 続きを読む


スタチンと糖尿病発症リスク他(EMA・PhVWP)

 12月12-14日に開催された、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)のファーマコビジランス作業部会(PhVWP)のMonthly reportが10日公表され、いくつかの医薬品で注目の評価報告書が示されています。 続きを読む


糖尿病患者へのラジレスとARB/ACEの併用回避を勧告

 TOPICS 2011.12.24 で紹介したラジレスによるALTITUDE試験の中止発表の件ですが、日本でも予防的措置として、糖尿病患者へのラジレスとARBまたはACE阻害薬を併用しない、すでに併用治療が行われている患者については、ラジレスの投与中止を求めるアナウンスがノバルティス社により行われました。 続きを読む


糖尿病患者へのラジレスとARB/ACE併用は留意が必要

 ノバルティス社が20日公表した、レニン阻害薬のアリスキレン(ラジレス錠)に関する臨床試験の中止が各国で波紋を呼んでいます。 続きを読む


リゾチーム製剤の歯槽膿漏などの適応削除が申請

 セラペプターゼ製剤(ダーゼン)の回収を発端とした、リゾチーム塩酸塩などの消炎酵素剤の有効性をめぐる問題ですが、今日12月22日に開催される食品衛生審議会の医薬品再評価部会に先立って、発売メーカーが適応症削除の申請を21日に行っています。 続きを読む


タミフルと突然死(国内研究)

 NPO法人医薬ビジランスセンターの浜六郎氏らの研究グループは、タミフル使用で突然死が増加するとした研究結果を International Journal of Risk & Safety in Medicine 誌で明らかにしています。 続きを読む