Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

第1回医薬品等制度改正検討部会

 厚生科学審議会の医薬品等制度改正検討部会の初会合が22日開催され、医薬品等の承認時及び販売後における安全対策の強化など薬事法改正に向けた議論が開始されています。 続きを読む


イレッサ東京訴訟、国の賠償責任も認める

 震災から3週間近く経ったものの、災害はまだ進行中の感があります。また、被災地や避難されている方に何かできないかかを思い悩みます。

 しかし、この間くすりをめぐる動きは少なくありません。計画停電の実施も少なくなり、ようやく余裕が出てきたので、震災関連記事の更新と並行して、最近の話題の記事掲載を再開したいと思います。

 震災の記事で埋もれてしまいましたが23日、イレッサの副作用で間質性肺炎を発症するなどして死亡した3患者の遺族が国とアストラゼネカ社に計7700万円の損害賠償を求めた東京地裁の訴訟の判決が言い渡され、国と同社に患者の2遺族に対しへ計1760万円を支払うよう命じています。 続きを読む


ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種は引き続き見合わせ(Update2)

 ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種後に乳幼児が死亡したとの報告が相次いだことを受け、8日、専門家による検討会が開催されましたが、「引き続き情報を集めて検討する必要がある」として、結論は持ち越しとなり、4日から実施している2つのワクチン接種見合わせの措置は継続となったそうです。 続きを読む


長期間のPPIの使用は低マグネシウム血症のリスクあり(米FDA)

 米FDAは2日、PPIを長期間(およそ1年以上)使用した場合、低マグネシウム血症を起こす可能性があるとして注意を呼びかけています。 続きを読む


Database of medication for the elderly(フィンランド)

 まいけるさんのコメントに対応すべく、欧州各国の規制機関のウェブサイトを訪問していたら偶然見つけたページです。英語版もあるので参考になりそうです。 続きを読む


イレッサ大阪訴訟、企業に賠償命令も国の責任は認めず

 各紙が報じているので既にご存知と思いますが、25日、患者ら計11人が、国とアストラゼネカ社に計1億450万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が大阪地裁で言い渡され、同社に患者と遺族計9人へ総額6050万円の支払いを命じた一方、国への請求は棄却しています。 続きを読む


MTX(リウマトレックス)の用法・用量変更が承認

 TOPICS 2011.01.21 で紹介したMTX(リウマトレックス他、後発品も含む)の増量可の件ですが、23日正式に承認されています。改訂添付文書もPMDAウェブサイトにアップされています。 続きを読む


抗精神病薬の妊娠後期の使用(米FDA)

 米FDAは22日、抗精神病薬について、第三三半期間の妊婦が使用すると生まれてきた新生児に錐体外路障害や離脱症候群(withdrawal syndromes)の潜在的なリスクがあるとしてラベルの変更を行うことを明らかにしました。 続きを読む


武田、ダーゼンの自主回収を発表

 TOPICS 2011.01.20 で、消炎酵素剤「ダーゼン」(成分名:セラペプターゼ)が厚労省の薬事・食品衛生審議会医薬品再評価部会で審議されていることを紹介しましたが、発売元の武田薬品工業株式会社は21日、市場から自主回収すると発表しました。 続きを読む


重篤副作用疾患別対応マニュアル 新たに12疾患が公表へ

 16日、厚労省の第7回重篤副作用総合対策検討会が開催され、新たにまとめられた12疾患の「重篤副作用疾患別対応マニュアル案」について審議が行われ、おおむね了承されたそうです。 続きを読む