Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

小児用かぜ薬販売時の情報提供の徹底周知を通知

 薬害オンブズパースン会議の要望書(TOPICS 2010.11.18)を受けてか、12月22日、厚生労働省医薬食品局安全対策課長名で、購入や配置時の情報提供の徹底を周知させるよう、各都道府県等の衛生主管部(局)長宛に通知を行っています。 続きを読む


処方薬と暴力行為との関連性

 精神神経系の副作用のうち、暴力行為との関連性が指摘されているものとして、パロキセチンなどのSSRIが有名ですが、PLos ONE 誌のオンライン版に、バレニクリン(チャンピックス、米国名:Chantix)もSSRIと同様に関連性の可能性が示唆されるとする論文が発表されています。(誤訳等がございましたらご指摘下さい) 続きを読む


妊娠中の鎮痛剤使用と出生男児への影響

 妊娠期であっても、頭痛などの痛み緩和のため鎮痛剤の使用が必要な場合があると思いますが、OTC配合の一般的な成分であっても時期や使用量によっては、出生男児に停留睾丸(cryptorchidism、停留精巣)の発症リスクが高まる可能性があるとの論文がHuman Reproduction 誌のオンライン版に掲載されています。 続きを読む


ラジレスとイトラコナゾールは併用禁忌

 厚労省は12日、アリスキレンフマル酸塩(ラジレス錠150mg)、イトラコナゾール(イトリゾールカプセル50他)等の添付文書の改訂指示を行っています。 続きを読む


長寿のためのコレステロールガイドラインに日医などが反対声明

 今年の9月、各紙が「総コレステロール値は高い方が長生き」などと取上げ話題になった、日本脂質栄養学会がまとめた「長寿のためのコレステロール ガイドライン」に対し、日本医師会・日本医学会・日本動脈硬化学会は20日、合同で記者会見を開き、「科学的な根拠がない」とする日本動脈硬化学会の声明を発表しています。 続きを読む


ビスホスホネート製剤による骨折リスクを追記(米FDA)

  TOPICS 2010.03.11で、ビスホスホネート経口剤による不定型非定型大腿骨転子下骨折のリスクの可能性についての米FDAのアナウンスを紹介しましたが、13日FDAは、不定型非定型大腿骨転子下骨折(Atypical subtrochanteric femur fractures)及び大腿骨骨幹部骨折(Diaphyseal femur fractures)の発症リスクについて、ラベルに追記すると発表しました。 続きを読む


ケトプロフェン外用剤の添付文書が改訂(Update)

 まいけるさんより情報提供を頂いています(TOPICS 2010.07.26 コメント)が、厚労省は12日、医療用のケトプロフェン外用剤(クリーム剤、ゲル剤、ローション剤、貼付剤)の添付文書の改訂指示を行っています。 続きを読む


ビクトーザ皮下注に関する注意喚起が発出

 厚労省は12日、「ビクトーザ皮下注18mg」について、インスリン治療からの切り替えによる糖尿病ケトアシドーシス又は高血糖の発症について注意喚起を行うため、製薬企業に対して、「使用上の注意」の改訂を指示するとともに、医薬関係者に対して速やかに適正使用情報を提供するよう指導したと発表しました。 続きを読む


シブトラミン、米国での販売も断念(Update)

 豪州・カナダでの販売中止の前記事を掲載したとたん、米FDAからAbbott Laboratories 社がシブトラミン製剤のMeridia の市場からの回収(withdraw)に同意したとの発表が目に飛び込みました。 続きを読む


シブトラミン、豪州・カナダでも販売中止に

 Abbott Australasia 社は8日、シブトラミン製剤の抗肥満薬Reductilの豪州での流通を自主的に停止すると発表しています。 続きを読む