Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

OTC子ども用風邪薬、薬剤師の管理下での販売が必要(豪州)

 豪州の公的医薬品規制機関のTGAは22日、OTC子ども向け風邪薬・咳止め薬について、6歳未満は処方せん医薬品、12歳未満の用法がある製品については要薬剤師薬に分類を変更するなどの方針をまとめ、12月18日までのパブリックコメントを開始すると発表しました。 続きを読む


妊婦へのパキシル投与、さらなる注意喚起が必要

 民間の医薬品監視機関の「薬害オンブズパースン会議」(http://www.yakugai.gr.jp/)は21日、SSRIのパキシル(パロキセチン塩酸塩水和物)について、妊娠初期に妊婦が服用した場合、胎児に先天異常を起こす危険性などがあるとして、添付文書の「警告」欄にこれに関する記載などを求める要望書を、厚労省や製薬メーカーなどに提出しました。 続きを読む


リレンザをネブライザーで使用してはいけない(米FDA)

 米FDAとGSK社は9日、抗インフルエンザ治療薬リレンザ(ザナミビル)について、米国外でリレンザを溶液に溶かしネブライザーで投与した人工呼吸器を行っていた妊婦で死亡例があったとして、定められた使用法以外で投与しないよう医療関係者に注意を呼びかけています。 続きを読む


新型FLUワクチンの副作用報告、医療機関だけで十分か?

 緊急時とはいえ、安全性についてまだ不確定な部分がある新型インフルエンザワクチンですが、厚労省では、新型インフルエンザワクチン接種後の副作用報告については、メーカーによる報告だけではタイムラグなどがあることから、接種を委託する医療機関に直接依頼することを検討しています。 続きを読む


SSRI・SNRIによる他害行為発生のリスク因子

 9月29日に公表された「医薬品・医療機器等安全性情報261号」で、医薬品医療機器総合機構に集積された企業からの自発報告データのうち、医薬品等安全対策部会において精査されたSSRI/SNRIによる他害行為等の副作用報告について、他害行為発生のリスク因子をもとにした症例の検討の結果概要が掲載されています。 続きを読む


重篤な皮膚障害を起こす可能性のある薬は

 重篤な皮膚障害の副作用として、スティーブンス・ジョンソン症候群(皮膚粘膜眼症候群:Stevens-Johnson syndrome(SJS))及び中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis(TEN))が知られていますが、29日公表された「医薬品・医療機器等安全性情報261号」で、2005年10月1日から2009年7月31日までに報告されたこのSJS・TENの副作用報告の状況等について紹介しています。 続きを読む


医療従事者の3〜5割がワクチン接種を望まず(海外調査)

 日本では現在,新型インフルエンザのワクチン接種の優先順位をめぐってさまざまな議論が噴出していますが,海外ではワクチン接種は受けたくないと思っている医療従事者が少なくないという調査結果が相次いで報告されています。 続きを読む


抗肥満薬オルリスタットと肝障害

 米FDAは24日,抗肥満薬オルリスタットに関する早期伝達(Early Communication)を発表しました。 続きを読む


子宮頸がん予防ワクチンと有害事象

 子宮頸がんの予防として各国で接種が勧奨されている子宮頸がん予防ワクチンですが,JAMA 誌の最新号に米国内で700万人以上が接種を受けたとされているガーダシル(Gardasil)の有害事象報告に関するレポートが掲載されています。 続きを読む


抗インフルエンザ治療薬の有害事象報告(英MHRA)

 新型インフルエンザ対策として抗ウイルス薬の処方が広く行われている英国ですが,英国医薬品庁(MHRA)は21日,今年4月1日から8月13日までに報告された有害事象に関するデータを公表しています。 続きを読む