Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

タミフルと肝障害(WHOレポート)

 今年もインフルエンザシーズンが近づいていますが、10月10日に発表された“WHO Pharmaceuticals Newsletter No.3, 2008”で、オセルタミビル(タミフル)による肝障害・皮膚障害についてのレビューが掲載されています。 続きを読む


アスピリンや抗酸化薬は心臓病の一次予防には有用ではない(英国研究)

 英国の研究者らは、アスピリンが心臓病の一次予防には有用ではないとした研究をまとめ、16日、BMJ 誌のオンライン版に論文が掲載されています。 続きを読む


ガチフロ錠が販売中止

 株式会社キョーリンと大日本住友製薬は9月30日、ガチフロ錠(ガチフロキサシン錠)を9月30日で自主的に販売を中止すると発表しました。 続きを読む


抗コリン作用吸入薬と心臓血管病リスク

 米国では、抗コリン作用吸入薬と心臓血管病(cardiovascular risks)との関連を調べた論文が相次いで発表され、話題になっています。 続きを読む


アセトアミノフェンと喘息リスク

 Lancet 誌の最新号に掲載された、アセトアミノフェンが喘息発症リスクを増やす可能性があるとしたニュージランドの研究グループの論文が各国で話題になっています。 続きを読む


パーキンソン病治療薬・酸化マグネシウムの添付文書改訂を指示

 厚生労働省は19日、ドパミン受容体作動薬、L-dopa製剤、酸化マグネシウム等に対して、使用上の注意の改訂を指示しました。 続きを読む


薬剤師は、多職種との協働を模索すべきである

 6日、7日に東京で行われた日本社会薬学会第27年会(http://syayaku27.com/program.html)の続報です。今度は開局薬剤師に関するものです。 続きを読む


SEAS trial の解析公表もがんリスクは証明されていないとの見解

 8月21日の記事で、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤Vytorinの大規模臨床試験のSEAS trial (Simvastatin and Ezetimibe in Aortic Stenosis)のがんリスクをめぐる解析について紹介しましたが、現在ドイツのミュンヘンで行われている欧州心臓病学会(European Society of Cardiology)でその詳細が公表されました。 続きを読む


サリドマイド製剤、再承認には安全対策が重要

 27日、薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品第二部会が開催され、藤本製薬が製剤販売承認申請をしていたサリドマイド製剤(サレドカプセル100、藤本製薬)について、薬害再発防止のための安全管理策の実施などを条件に「承認して差し支えない」との結論をまとめました。 続きを読む


高脂血症治療薬とがんリスク

 FDAは21日、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤のVytorinについて、がんリスクの増加と関連があるかどうかを現在調査中であることを、Early Communication(早期伝達)で明らかにしました。 続きを読む