Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン(Update)

 国立精神・神経医療研究センターと日本睡眠学会は13日、「睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班」および「日本睡眠学会・睡眠薬使用ガイドライン作成ワーキンググループ」が共同で策定した、「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」を公表しています。 続きを読む


コリンエステラーゼ阻害薬は心筋梗塞や死亡リスクを低下させる(海外研究)

 医薬品ネット解禁問題に気を取られていて、見逃していた論文です。 続きを読む


切迫早産と硫酸マグネシウム

 米FDAのアナウンスです。この分野は弱いのですが、ちょっと気になったので学習メモとして記事にまとめました。 続きを読む


Diane-35、にきび治療ではベネフィットがリスクを上回る(EU・加)

 経口避妊薬としても広く使われているにきび治療薬 Diane-35(ダイアン35:シプロテロン酢酸塩とエチニルエストラジオールの合剤) の血栓リスクについては、本サイトでもこれまで紹介(TOPICS 2013.01.302013.01.06)しましたが、17日、欧州医薬品庁(EMA)のPRAC(ファーマコビジランス・リスク評価委員会)とヘルスカナダが、にきび治療としてのDiane-35の使用は、ベネフィットがリスクを上回るとした評価結果を発表しています。 続きを読む


サムスカ錠、肝患者へは避け、使用は30日に制限(米FDA)

 米FDAは30日、サムスカ錠(成分名:トルバプタン)について、臓器移植や死に至る肝障害の可能性があるとして、使用期間を30日に制限するなどのラベルの変更指示を行ったことを明らかにしています。 続きを読む


シロスタゾールは食前服用を推奨(英MHRA)

 TOPICS 2013.03.23 で、欧州医薬品庁(EMA)がシロスタゾールの使用制限を勧告したことを紹介しましたが、英国医薬品庁(MHRA)もDrug Safety Update で、ライフスタイルの改善と他の適切な介入によっても十分に改善しなかった場合の第二選択としての使用に制限されるなどとした、適正使用に関する注意喚起を行っています。 続きを読む


携帯型空間除菌剤の安全性をテスト(国民生活センター)

 携帯型空間除菌剤の安全性についてはこれまでもたびたび本サイトでも紹介してきましたが、独立行政法人国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/)は30日、6製品について、安全性テストの結果を発表しています。 続きを読む


インクレチン関連薬、種類により有害事象リスクが異なる(ISMP)

 本サイトで時々紹介する、医薬品の安全使用を目指す米国の非営利団体の薬物安全使用協会 (ISMP:Institute for Safe Medication Practices(http://www.ismp.org/))がまとめる“Quarter Watch”の最新号が18日に公表されています。(詳細は原文で必ずご確認下さい) 続きを読む


イレッサ訴訟から考えたこと~リスクコミュニケーションと薬剤師

 既に報道でご存じかと思いますが、12日、イレッサ東京高裁上告審の判決が言い渡され、製薬会社の責任についての上告が棄却されました。 続きを読む


イレッサ東京高裁上告審、原告の敗訴確定へ

 すでに、各紙が伝えていますが、イレッサ訴訟のうち東京高裁(TOPICS 2011.11.18)の上告審について、最高裁の第3小法廷は2日、「国」への請求について遺族側の上告を退ける決定を行い、これにより国の賠償責任を否定した2審・東京高裁の判断が確定しています。 続きを読む