Category Archives: Pharmacist

薬剤師に関する情報です。

2011年新年雑感

新年あけましておめでとうございます。

 2010年も多くの方に本サイトへの訪問を頂き、ありがとうございました。昨年は、個人の立場ですが日本アプライド・セラピューティクス学会の学術大会のシンポジストやClinical Pharmacist 2010 vol.2 No.3の特集企画(セルフメディケーション・ビッグバン)の分担執筆など、新たな経験をさせて頂きました。

 一方、薬剤師や薬局をとりまくさまざまな動きがある一年でもありました。中には、地元の話題もあり複雑な思いです。

 まだまだ、不勉強ではありますが、今年も訪問される方の期待に沿えるよう、私たちと関連の深い情報を中心にわかりやすく提供したいと思います。

 情報等の整理、海外報道の翻訳等には十分注意を払っておりますが、もし誤り等がございましたら、ご指摘頂ければと思います。また、ご意見・ご提言等ございましたら、是非メールまたは投稿のほどよろしくお願いします。

 また、地元の方におかれましては、引き続き新薬や新しい薬物療法を理解するための勉強会をはじめ、別の切り口の研究会を行いたいと思います。

 さて、今年2011年も薬局や薬剤師、くすりをめぐる話題や課題は思いついただけでも次のようなことがあります。新年雑感として、皆さんに問題提起をしたいと思います。 続きを読む


薬学雑誌12月号誌上シンポジウム

 全文がオンラインで読める薬学雑誌(http://yakushi.pharm.or.jp/full_text.html)ですが、12月号は誌上シンポジウムとして、3つのTOPICSが取上げられています。 続きを読む


電子処方せんシステムの実証実験が始まる(香川)

 香川県では、県内の病院と調剤薬局をネットワークで結び、処方の内容や患者情報を共有化する「電子処方せんシステム」の構築が検討されています。前々から気になっていたのですが、29日実証実験が始まったそうです。 続きを読む


国内外における適応外使用の現状と方策(厚生労働科学研究)

 厚生労働科学研究成果に2009年度の厚生労働科学研究の報告書の全文が少しアップされています。このうち、国内外の適応外使用の現状と今後の方策をまとめた「医薬品適正使用のための学術情報提供に係る規制方策に関する研究」は興味ある内容となっています。 続きを読む


処方せんの使用期間周知は徒過の防止が目的

 くま☆さんのところでも紹介がありました、9月30日の厚労省の「処方せんの使用期間にご留意ください」というアナウンスですが、私も改めてなぜ?と思っていましたが、実は休日をはさむなどのために、使用期間を過ぎて薬がもらえなかったという相談が苦情として寄せられていたという背景があったそうです。 続きを読む


たばこの害についての小中学生向け啓発教材

 先日、学校薬剤師の担当校からの依頼で、たばこの害についての講話をしました。持ち時間は20分で、学校医の先生と分担で、対象は小学6年生。学校関係者と一部の父兄も話を聞きました。 続きを読む


薬物療法における医師と薬剤師の関係(世界医師会声明)

 10月13日~15日、カナダのバンクーバーで世界52 医師会および赤十字国際委員会、国際女医会、カナダ医政局連合など10 団体が参加して世界医師会(WMA)の総会が開かれています。この総会では、私たちと関連のある声明が採択されているので、紹介したいと思います。 続きを読む


FIP年会の特集記事(PJ誌)

 TOPICS 2010.09.13 で紹介しました、ポルトガルのリスボンで開催された国際薬剤師・薬学連合(FIP:International Pharmaceutical Federation)の年会ですが、PJ誌が別刷で22ページの特集記事を組んでいます。 続きを読む


風邪薬購入7割が自己判断、その理由は?(GSK調査)

 グラクソ・スミスクライン株式会社はこのほど、薬局やドラッグストアなどでかぜ薬を購入するビジネスパーソンと、購入時に接する薬剤師との店頭コミュニケーションの実態に関するインターネット調査を実施し、4日その結果を発表しています。 続きを読む


ティーン女子への処方せんなしでのピルの供給(英国)

 TOPICS 2009.12.12 で、16歳以上の人にピルを薬局で処方せんなしで販売するという英国内の試行事業を紹介しましたが、今度はlsle of Wight という地域で、13歳以上16歳未満を対象とした試行事業(こちらは販売ではなく、必要者に無料供給?)が開始され、 英国内で波紋を呼んでいます。 続きを読む