地域薬局・薬剤師はプライマリ・ヘルス・ケアにいかに融合していくか(雑誌特集)の記事を更新しました
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海外公的機関 医薬品安全性情報 Vol.6 No.1

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は、1月16日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.6 No.1を公表しました。 続きを読む


医療従事者の役割分担で薬剤師は何ができるか?

 昨年末12月25日のTOPICSで、医療従事者の役割分担の見直しを求めた、政府の規制改革会議(http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/)の第2次答申について紹介しましたが、「医師の指示に基づく看護師による薬の投与量の調整」について、現在でも可能だととする見解を示した通知が12月28日に、厚労省医政局から都道府県知事に対して行われています。 続きを読む


薬剤師国家試験出題制度検討会

 9日、昨年末27日に開催された第4回薬剤師国家試験出題制度検討会の資料が公表されています。

第4回薬剤師国家試験出題制度検討会(2007年12月27日開催)
   資料(1月9日掲載)

 厚労省では、薬学6年制における薬剤師国家試験のあり方について、検討会を設けて昨年6月より検討を行っていますが、今回の検討会では、過去3回の検討会の議論を踏まえ、薬剤師国家試験のあり方についての修正案のほか、出題分野の構成・試験問題数及びその配分(案)などが示されています。

 厚労省が示された案によれば、現行の薬剤師国家試験での「基礎薬学」「医療薬学」「衛生薬学」及び「薬事関係法規及び薬事関係制度」の4分野から構成されている出題分野を維持しつつ、「薬学教育モデル・コア力リキュラム」及び「実務実習モデル・コアカリキュラム」における各項目・ユニットを構成する出題分野とすることが示され、現行の240問から330問とした下記のような案が示されています。

  必須問題
(薬学全般・実地)
一般問題 実践問題
内容 薬剤師として必要な基本的知識、技能及び態度についてを問う。実務実習を含む薬学教育全般から広〈出題することとし、解答に要する時間数)が少なくても解けるよう、一問一答方式とする。 薬学全般にわたる知識についてを問う。計算問題を含めた複数の知識を問う出題を含める。 実務実習、実務実習事前学習等に関連する知識、技能及び態度を問う。また、実地に関連した出題とその基礎を成す知識、技能及び態度を複合的に問う「複合的問題」を含める。
「複合的問題」は、1題あたり2問を原則としつつも、6年制教育において医療分野や実務実習などが充実していることを踏まえて、ある程度の問題数は必要。
回答に要する時間の想定 630分~810分
(現行600分)
1分~1.5分/1問 2分~2.5分/1問 2~3分/1問
複合的問題は、
5~6分/1題、2問
設問数 合計330問
(現行240問)
90問 90問 150問
基礎薬学 75問
(現行60問)
15問
(問題イメージ PDF:282KB、PDF:316KB)
30問   複合30問
医療薬学 180問
(現行120問)
60問
(問題イメージ PDF:341KB、PDF:349KB)
30問
(問題イメージ PDF:267KB、PDF:333KB、 PDF:276KB)
30問 複合60問
衛生薬学 50問
(現行40問)
10問
(問題イメージ PDF:257KB、 PDF:311KB)
20問 複合問題のイメージ (PDF:415KB、PDF:399KB、PDF:388KB、PDF:378KB、PDF:428KB、PDF:386KB、PDF:440KB、PDF:451KB) 複合20問
薬事関係法規及び薬事関係制度 25問
(現行20問)
5問
(問題イメージ PDF:302KB、PDF:316KB)
10問 複合10問
出題形式パターン(医師国家試験を参考として)
1.知識として正しいものとそれに基づく判断(診断)能力を確認する出題(問題イメージPDF:404KB)
2.制度に関する正しい知識をを確認する出題(問題イメージPDF:404KB)
3.筆記試験において技能を確認する出題(問題イメージPDF:245KB)
4.状況判断能力(重要度・優先度)を確認する出題(問題イメージPDF:317KB)
5.倫理、一般教養を確認する出題(問題イメージPDF:274KB)
6.筆記試験において態度を確認する出題(問題イメージPDF:295KB)
7.実践における知識とそれに基づく技能(判断能力)を確認する出題(問題イメージPDF:297KB)
8.医療上明らかに相応しくない技能・態度を確認する出題(問題イメージPDF:345KB)

 出題方針としてはこの他に、薬という「もの」と身体という「ひと」の画面を意識した出題や、創葉も含めて、薬と身体が合体した薬物療法が柱であり、最終的に患者のことを考慮した場合、基礎的な問題も必要だが、それに加えて統合的な問題として、ヒューマニズム、不健康な人の心情、服薬した後のトラブルなど、患者に関する問題の解決能力を問う問題も盛り込まれる見通しです。

 薬事日報によれば、一問一答形式を想定している必須問題については、出題分野や出題形式がCBT(共用試験)に似てしまうのではないかと指摘、また、必須問題と一般問題の区分が明確ではなく、「分ける意味がどこにあるのか」なども意見も出たとのことです。また、330題とするかについても、「2日間の試験日程に収まる範囲の問題数が妥当」などの意見が出されたそうです。

 全体的には、医師国家試験を意識した構成となっており、問題数も増やす方向になったものの、今回の案には異論も多く引き続き議論が行われるそうです。

第1回薬剤師国家試験出題制度検討会(2007年6月18日開催) 資料 議事録
第2回薬剤師国家試験出題制度検討会(2007年7月13日開催) 資料 議事録
第3回薬剤師国家試験出題制度検討会(2007年10月25日開催) 資料 議事録
第4回薬剤師国家試験出題制度検討会(2007年12月27日開催) 資料 議事録

参考:薬剤師国試で“たたき台”(薬事日報 HEADLINE NEWS 1月10日)
     http://www.yakuji.co.jp/entry5459.html

1月10日 14:40更新


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