意味:
 長い年月、つれない人を恋い慕って嘆き疲れて死んでしまうと思ったが、それでも命だけはつないでいるのだが、そのつらさに絶えられず、涙ばかりがこぼれてやまないことだ。

作者:
 道因法師(どういんほっし・1090〜1182頃)俗名藤原敦頼、従五位上右馬助。歌道熱心な人であったらしく、さまざまな逸話がある。

出典:
 千載集・恋三



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 おもいわび さてもいのちは あるものを うきにたえぬは なみだなりけり