2004/08/04 4つの幸楽荘を視察

  他の新人議員らとともに市内4ヶ所の幸楽荘を視察した。

  管理運営は、社会福祉法人足利市社会福祉協議会が行っている。
  設置目的は、世代間の交流、健康の増進、教養の向上、スポーツ及びレクリエーション
 を通じて、すべての市民が健康で明るい生活を送っていただくことにある。

 開館時間 4〜9月:午前9時30分から午後5時まで
      10〜3月:午前9時30分から午後4時30分まで

 利用料 市内居住者(両毛広域圏):60歳以上及び中学生以下は無料
     一般は200円、市外居住者は300円



 <西幸楽荘>
  ○平成10年9月開設
  ○建設費合計:890,820,000円
   ・本体工事:578,865,000円
   ・多目的スポーツ施設:120,645,000円
   ・外構工事:191,310,000円
  ○管理運営費(市からの委託):3,500万円(平成15年度決算、以下同様)
   ・人件費:1,753万円(4名の職員給料など)
   ・事務費:784万円(警備費や清掃費など)
   ・事業費:913万円(光熱費、水道費など)、その他
  ○利用者合計:73,944人(平成15年度統計、以下同様)
         1日当たり約253名
   ・市内利用者:約67,000人
   ・中学生以下:2,140人
   ・有料利用者:1,781人
   ・市外利用者:約7,000人



多目的スポーツ施設。
この日は佐野市からの団体が
ゲートボールを楽しんでいた。
ちなみに、佐野市にはこのよ
うな施設がないそうである。


 <北幸楽荘>
  ○平成7年9月開設
  ○建設費合計:862,000,000円
   ・本体工事:820,704,000円
   ・外構工事: 41,296,000円
  ○管理運営費:4,173万円
   ・人件費:2,280万円(5名の職員給料など)
   ・事務費:998万円
   ・事業費:878万円、その他
  ○利用者合計:66,810人(1日当たり約229名)
   ・市内利用者:65,907人
   ・中学生以下:585人
   ・有料利用者:825(?)人
   ・市外利用者:743人


北幸楽荘は3階建(他は平屋)
のため、職員は他より1名多い
5名となっている。

老人福祉センターにデイサービ
スセンターを併設した複合施設
としては、市内最初の施設。


 <東幸楽荘>
  ○平成12年9月開設
  ○建設費合計:561,939,000円
   ・本体工事:504,000,000円
   ・外構工事: 57,939,000円
  ○管理運営費:2,790万円
   ・人件費:1,182万円(4名の職員給料など)
   ・事務費:573万円
   ・事業費:995万円、その他
  ○利用者合計:70,402人(1日当たり約241名)
   ・市内利用者:約63,000人
   ・中学生以下:1,856人
   ・有料利用者:1,595人
   ・市外利用者:7,105人


集会室。
アルコールも可であるが、
問題がないわけではない。

管理室にあるモニターで
集会室の様子をチェック
できる。


 <南幸楽荘>
  ○昭和56年4月開設
  ○建設費(本体)合計:241,974,000円
   多目的スポーツ施設:59,000,000円(平成元年4月開設)
  ○管理運営費:2,571万円
   ・人件費:1,613万円(4名の職員給料など)
   ・事務費:498万円
   ・事業費:460万円、その他
  ○利用者合計:37,683人(1日当たり約129名)
   ・市外利用者:約750人


多目的スポーツ施設。
西幸楽荘のそれとは違い、
屋内施設である。
しかし、冷房設備はないので
夏の利用には向かない。

広くはないが、市民に貸し
出している農園も併設され
ている。


  コメント)
    4つの幸楽荘ともに共通する問題点は、利用者に関するところである。
   幸楽荘に限ったことではないが、縄張り意識により、新規の利用者が入
   り込みにくい状況が少なからずあるようである。
    また、西幸楽荘以外では駐車場のスペースが狭い。
    利用者の状況を比較してみると、施設が古い南幸楽荘は少なく、市外
   からも近い位置にある西と東の幸楽荘は市外利用者が多い。
    施設建設で気になったのは、平成12年開設の東幸楽荘に太陽光発電な
   ど、環境保護を意識した点がなかったことである。



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