コメント）
　　　初日、環境ジャーナリストの佐藤由美氏による基調講演では、開発途上国
　　におけるエネルギー確保と女性の地位向上に関する話や、温暖化に寄与して
　　いないネパールの山岳地で氷河湖決壊の危険が迫っているなど、ジャーナリ
　　ストとして現地を見てきた生の声を聞くことができた。

　　　２日目、バイオマスエネルギーの利用は、例えば酪農がさかんな地域では、
　　家畜ふん尿の利用、森林資源が豊富な地域では木質バイオマスなど、地域の
　　特性に合わせた開発が進められている。バイオマスに限らず、風力も風の強
　　い沿岸地帯や離島で盛んである。
　　　この点を考えると、本市は際だった自然エネルギー候補があるとはいえず、
　　何かに特化させる方向性は難しいのではないかと思った。

　　　さらに、自然エネルギー利用を継続するには、最後に講演した小川町NPO
　　風土のように、経済的に採算がとれることが大切であると感じた。