2005/2/3,4 第9回震災対策技術展(横浜)

  以下のセミナー・講演会に出席した。

 「防災士制度」 NPO法人日本防災士機構
 「震災10年と防災トイレ対策」 神戸学院大学人文学部
 「地域における防災活動と防災情報」 防災情報新聞社

 第24回震災予防協会主催講演会「地震防災これからの10年」
 ○阪神・淡路大震災が残したもの
    桜井誠一 神戸市市民参画推進局長
 ○デジタル放送の高度化と公共的使命−震災報道への活用をめざす−
    元橋圭哉 NHK総合企画室兼公共サービスプロジェクト担当部長
 ○ここまでわかったプレート境界型地震
    松澤暢 東北大学理学研究科助教授
 ○一人の百人力より百人の一人力
    武村雅之 鹿島建設小堀研究室次長


セミナーの様子。

 コメント)
   日本では全国どこでも大規模災害が起こりうる可能性があり、災害が大
  きいほど公的支援(消防や警察など)は制限される。したがって、互助の
  力を広げる必要性を説いていた。そのひとつが防災士という制度である。
   本市の自主防災組織は、他市より進んでいるとも言われているが、この
  ような制度にも積極的に関心をもっていいであろう。

   震災時のトイレ対策は、阪神・淡路大震災でも大きな問題となった。し
  かし、昨年の新潟中越地震でも、全国から届いた簡易組立式トイレは、風
  に弱い、シルエットが映るなど不評だった。また、児童が和式を使えない
  (ひっくり返ってしまう)といったことも新たな問題となったようだ。
   震災時のトイレ対策は重要であるが、まだまだ多くの問題を抱えている
  ようだ。

   阪神・淡路大震災では、関西には地震がないと思っていた地元の人が多
  かったといわれている。しかし、六甲山は過去の地震によって形成された
  ものであり、まずは自分の住んでいる故郷の自然を理解することが、災害
  軽減への一歩であるといっていた。さらに、日本の小学校では現在、津波
  に対する教育がなされていない問題を指摘していた。
   十勝沖地震でも海を見に行った人がいたらしい。津波に対して知識がな
  いためにこのような危険な行動をとってしまうのであろう。津波教育も含
  めて、国は自然災害に対する教育をもっと真剣に考えるべきである。



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