2007/10/11,12 第69回全国都市問題会議(静岡市)

   「分権時代の都市とひと -地域力・市民力- 」をテーマに、全国市長会、
  (財)東京市政調査会、(財)日本都市センター、及び静岡市の主催で開かれた。
  自治体関係の大会では、我国最大規模の会議であり、全国から市長や市議会
  議員など、およそ2,000人が参加した。

  第1日目
   ◆基調講演「新しい時代の都市と人間」
     奈良県立万葉文化館館長 中西 進 氏
   ◆主報告「きずながつくる新たな地域社会」
     静岡市長 小嶋 善吉 氏
   ◆一般報告「もっとご近所つきあいをしましょうよ」
     NHKアナウンサー 堀尾 正明 氏
   ◆一般報告「市民力を結集する大分新時代のまちづくり」
     大分市長 釘宮 磐 氏
   ◆一般報告「徳川家康のまちづくり」
     静岡大学教育学部教授 小和田 哲男 氏

  第2日目
   ◆パネルディスカッション「分権時代の都市とひと -地域力・市民力- 」
     コーディネーター 法政大学法学部教授 名和田 是彦 氏
     パネリスト    ローカル・ガバナンス研究所所長 木原 勝彬 氏
              NPO法人 言論NPO代表 工藤 泰志 氏
              株式会社いろどり代表取締役副社長 横石 知二 氏
              北海道伊達市長 菊谷 秀吉 氏
              東京都多摩市長 渡辺 幸子 氏
   ◆行政視察
     「静岡てもみ茶保存会館と日本平ホテル庭園見学」コースに参加


NHKの堀尾アナウンサー

パネルディスカッションの様子

日本平ホテルからの眺望。
天気が良ければ目の前に富士山が見える。

 コメント)
   大分市長の「行政を変える」といった積極性、市民協働のための情報公
  開推進などの話を聞いて、こうした市長のいるまちがうらやましく思った。
   NHKの堀尾アナウンサーは面白いトークの中に、地域力向上のための
  ヒント(既存のシステムでは変えることが難しいことや、若者を巻き込む
  必要性など)を感じた。

   パネルディスカッションでは、ごみ問題で注目している徳島県上勝町の
  株式会社いろどり代表取締役副社長が参加していた。「行政視察に来られ
  る方の大半は、上勝町だから(まちが小さいから)できることで、自分の
  まちでは無理といって帰られる」と話していた。これは、これまで自分も
  ときどき感じていたことである。そうではなく、「ではどうすれば、自分
  のまちでもできるのか」をもっと真剣に考えなければならないと感じた。




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