2007/10/27 善循環の輪 栃木の集いin足利(市民会館)

 ■講和 琉球大学名誉教授 比嘉 照夫 氏
 ■事例発表
 1)葉鹿エコクラブ(足利市)
   「環境教育と地域の協働活動」
 2)宮田ブリーディング(伊勢崎市)
   「市街地で5500頭の養豚をEMで実現」
 3)EMエコの会(佐野市)
   「学校と企業・福祉施設との協働と市民活動」


事例発表の様子

 コメント)
   EM(有用微生物群)菌による環境浄化についての話だった。EMは15年
  以上前から知っていたが、創始者の比嘉照夫先生の話を聞いたのははじめて
  であった。農学博士ということだが、話の内容は科学と非科学が混ざってい
  る印象を強く受けた。
   例えば「横波は有害な波動で、重力波は縦波で有用な波動である」と言っ
  ていたが、正直何を言っているのか理解できなかった。彼の言う重力波とは、
  おそらく物理で使っている重力波とは全く別物のようだ。また、横波が有害
  で縦波が有用というのも何を言いたいのかわからなかった。さらに、EMを
  使っていた家屋は阪神大震災でも、揺れが軽減されて倒壊しなかったとのこ
  とだが、とても信じられる話ではない。正直検証してみたくなった。加えて
  「マグニチュード5が2.5ぐらいになる(揺れが軽減される)」との話は
  マグニチュードと震度の違いが分かっていない発言と言える。
   EMがそれなりに環境浄化に役立っていることは数々の事例が証明してい
  るかもしれないが、「万能」を謳うものは怪しい。科学的な検証の必要性を
  強く感じた。




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