2008/4/17 IPCC-IR3Sサイエンスシンポジウム |
サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)、東京大学、気候変動に関す る政府間パネル(IPCC)による一般公開シンポジウムに出席した。 (於:東京大学安田講堂) ○開会挨拶 小宮山 宏 東京大学総長、 サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)機構長 ○基調報告1 「IPCC 第4 次評価報告書(ビデオメッセージ)」 Rajendra K.Pachauri IPCC議長 ○基調報告2 「気候変動からグローバル・サステイナビリティへ」 住 明正 東京大学教授、 地球持続戦略研究イニシアティブ統括ディレクター 第1作業部会代表執筆者 ○「第1作業部会報告」 松野 太郎 独立行政法人海洋研究開発機構 地球環境フロン ティア研究センター 特任上席研究員 第1作業部会査読編集者 ○「第2作業部会総括報告」 Martin Parry 第2作業部会共同議長 Jean Palutikof 第2作業部会事務局責任者 ○「温暖化によるアジアと農業への影響」 原沢 英夫 国立環境研究所領域長 第2作業部会統括執筆責任者 ○「水マネジメントへの気候変動の影響」 沖 大幹 東京大学生産技術研究所教授 第2作業部会代表執筆者 ○「温暖化による健康への影響」 倉根 一郎 国立感染症研究所ウイルス第一部長 ○「温暖化への適応策」 三村 信男 茨城大学教授 地球変動適応研究機関(ICAS)機関長 第2作業部会統括執筆責任者 ○「温暖化の緩和策(第3作業部会から)」 松橋 隆治 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 第3作業部会代表執筆者 ○閉会挨拶 武内 和彦 東京大学教授・IR3S 副機構長 |
コメント) 地球の温暖化は確かな事実であるとのメッセージに加え、今後の対応 次第で予想される危機も回避できるとの話には望みが持てた。また、地 球温暖化が予想ほどでなかったり、人類に大きな影響を及ぼさなかった としても、省エネルギーは地球資源や家計にも良いことなので、是非進 めるべきといったノンリグレット(後悔しない)・ポリシーという考え 方には共感した。 ただ、温暖化が事実という根拠となる世界の平均気温はどのようにし て決めているのか、そこに問題はないのか、といった点まで掘り下げた 話がなかったのが残念だった。 |