2009/8/3 第5回ローカルマニフェスト推進地方議員連盟
総会・研修会(横浜市)

  マニフェストサミット2009と題された第5回ローカルマニフェスト推
 進地方議員連盟総会・研修会が横浜市で行われた。

 ○総会
 ○研修会
  基調講演
   「地方発!マニフェスト革命宣言」 北川 正恭 代表
  記念パネルディスカッション
   「問われる二元代表制、議会と首長の善政競争!」
   松沢 成文 氏(神奈川県知事)・松田 良昭 氏(前神奈川県議会議長)
   中田 宏 氏(横浜市長)・吉原 訓 氏(前横浜市会議長)
   北川 正恭 氏(コーディネーター)



 コメント)
   総会ではマニフェストの啓蒙から、そろそろ実践へ移すべき時であると
  の提案がなされた。もちろん、先進議会では既に議員(会派)がマニフェ
  ストを掲げて選挙を行っている。議会全体でマニフェストを掲げている議
  会もある。しかし、足利市議会をはじめ多くの地方議会は、いまだにマニ
  フェストを認識し始めた程度なのかもしれない。私も前回の選挙では個人
  的な形で約束を掲げ、当選後にそれを実行しているが、マニフェスト選挙
  と呼ぶにはほど遠い感があった。
   研修会では昨今話題の中田宏横浜市長も出席し、なぜ今辞めるのかにつ
  いて説明をしていた。しかし、議会側からは苦言もあった。松沢成文神奈
  川県知事は、中田市長の決断を尊重していたものの、自らは「4年の任期
  でやることをマニフェストでお約束している以上、私は任期途中で辞める
  ことはない」との言っていた。
   今回の総選挙ははじめて本格的なマニフェスト型選挙になっている。し
  かし、各政党のマニフェストをみると、財源が明らかになっていなかった
  り、工程が示されていなかったりとマニフェストとしては不十分なものと
  いえる。さらに「あれもやります、これもやります」の論調は、これまで
  の選挙公約(口約)と変わりはなく、非常に残念である。とはいっても、
  これまでの選挙に比べ、政策論争になっている点は評価したい。
   地方議会については、北川代表から“口利き禁止条例”制定の提案があ
  った。議員の口利きがなくなると、議員には真の意味での政策立案能力や
  行政の監視能力が問われることになるであろう。しかし、これが実現する
  には議員のみならず、市民の意識が変わらなければ無理である。ローカル
  マニフェスト推進活動では、「お願いから約束へ」といった文言がしばし
  ば使われる。これは選挙に於いて候補者が市民へ「お願いします」と訴え
  る形から、「私は○○を約束します」へ変えていこうということである。
  これも市民(有権者)の意識が変わらなければどうにもならない。我々は
  市民(有権者)に変化を訴える活動もしなければならないと感じた。



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