2009/10/7 緑風会会派行政視察(島原市)

 視察項目:島原健康半島構想について
      地域提案型雇用創造促進事業について
      大会・会議、コンベンション支援について

 島原市概要
 ・長崎県南東部の島原半島に位置する。
 ・2006年に有明町を編入し、人口約4万8千人。
 ・江戸時代は島原城の城下町として栄える。
 ・市内各地に湧水が湧く。
 ・1991年には雲仙普賢岳の火砕流による被害

  島原市は日本三大薬草園跡のひとつであり、島原健康半島構想と地域提
 案型雇用創造促進事業は関連した事業で、この薬草をキーワードにした健
 康づくり、雇用創出の事業である。大会・会議、コンベンション支援は、
 助成制度により、大会・会議等を誘致する事業である。



 コメント)
   1990年11月から5年半にも及ぶ雲仙普賢岳の火山活動により、
  人口減少、観光客減少、さらに企業の撤退もあり、地域経済は停滞して
  しまった。島原健康半島構想と地域提案型雇用創造促進事業は、地域の
  賑わいを取り戻すために考案された事業で、食と健康をテーマにした地
  域再生事業である。島原市には日本三大薬草園跡があり、薬草をキーワ
  ードに産業振興、雇用創出を目指している。平成16年度から事業が始
  まり、これまでに薬草料理や薬草菓子などの商品を開発してきた。しか
  し、薬事法のからみで効能等についての表示が難しく、昨今の健康ブー
  ムにあやかれるまでには至っていない。地域資源を活用した興味深い事
  業なので、売り方の工夫により、さらに広がる可能性は感じた。
   足利市は「教育のまち」であり、それを活かすために学術学会の誘致
  を議会で訴えてきた。島原市の大会・会議、コンベンション支援は、ま
  さにその事業なので、今回詳しく事業内容を調査してきた。基本的には
  大会・会議等の開催による宿泊客への助成であり、市内に泊まっていた
  だいた人数で、助成額が決まってくる。また、島原市は温泉地でもあり、
  宿泊客はおよそ2千人まで受け入れられるとのことだった。宿泊施設の
  数など本市と異なるところもあるが、助成金により誘客し、市内で消費
  してもらうことは、地域経済の活性化につながる。このような方法も参
  考にして、本市にあった誘客方法を考案してみたい。




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