☆ コラム |
2005/09/12「衆議院選挙を終えて」 昨日投開票が行われた衆議院選挙は、自民党の圧勝で幕を閉じた。戦前から 小泉自民党有利と言われていたが、自民296議席、民主113議席と、これ ほどの大差がつくとは想像していなかった。 小泉政権の4年間で、赤字国債は170兆円も増え、年金や医療費、社会保 険料など我々国民の負担は増加した。しかし、社会保険庁など官僚の横暴は野 放しのままである。 しかし、国民が小泉首相を支持したのは、他にリーダーがいないといったこ ともあったかと思う。対立軸となるべき民主党がだらしなかったため、これ以 上の痛みを伴っても小泉さんに期待するしかなかったのかもしれない。 一方で、「郵政賛成か、反対か」「改革を止めるな」といった単純でわかり やすいフレーズと、マドンナ刺客といったの話題づくりなど小泉首相の作戦が もののみごとに的中したともいえる。 郵政民営化というが、小泉案の中身は国有化である。また、郵政があらゆる 改革の入り口というが、その説明もなかった。改革を止めるなというが、この 4年間の継続というなら、国の借金はますます増え、国民の負担もさらに増す ことになる。 今は一国民として、小泉首相に対し、広く国民のためになる真の改革を実現 してくれることを願うだけである。 最後に、個人的にはこれまでにいろいろとお世話になったお二人が、ともに 当選を果たしたことが何よりも嬉しい。 群馬二区から初出馬した前群馬県議会議員の石関貴史(いしぜきたかし)さ んが、小選挙区ではわずかに届かなかったものの、比例区で堂々の初当選を果 たした。また、栃木二区では、こちらも比例区で前栃木県知事の福田昭夫さん が初当選を果たした。今後のご活躍を期待いたします。 |