☆ コラム |
2006/12/31「今年一年を振り返って-2006-」 今年は荒川静香選手の金メダルやワールドベースボールクラッシックで日 本が世界一になったことなど、スポーツ界では嬉しい出来事が数多くあった。 しかし、地方議員としてはやはり夕張市の財政破綻が最も大きな出来事で あったといえる。私のところにも「足利は大丈夫なのか?」といった問い合 わせが数多く寄せられた。現時点では問題ないものの、将来的には決して他 人事とは言えない(詳細は「相談室」を参照されたい)。 また、学校でのいじめ自殺も全国的な問題となった。学校や教育委員会、 さらには文部科学省までの隠蔽体質に怒りを覚えたのは私だけではあるまい。 いじめは学校の対応だけで解決できるものではない。やはり、家庭での教育 が根本にあり、そこから考えていかないと解決の糸口は見えてこないように 思える。この問題は来年も継続されるであろう。 本市でもいろいろな出来事があった。まずは、競馬場跡地への医療薬科系 大学新設が白紙になったことを取り上げよう。この件は再三議会で問題点を 指摘したように、白紙になって良かったと思っている。しかし、行政側は相 手の資金計画の甘さばかりを取り上げ、自らの調査能力のなさを反省したと はいえない。また、安易に賛成していた議員も同様である。なかには白紙に なった後に「10ヶ月前から指摘していた」などと議会で発言する議員まで いて・・・、呆れてしまった。 次に財団法人みどりと文化・スポーツ財団の外国債購入による4,200 万円の損失を取り上げよう。いわゆる公金がなくなってしまった事件といえ るわけだが、当事者や当時の責任者、さらに市の責任もまだ明確になってい ない。何よりもその損失補填を事件に全く無関係のない現職員に負わせよう とすることは全く理解できない。これも年越しの問題である。 来春は統一地方選挙があり、我々も審判される。前回は新人だったので、 現状批判や希望を訴えていればよかった。今回は現職として挑むので、上向 きになったとは決して言えない本市の現状に対して私にも責任がある。しか し、まだ私はあきらめない。本市を何とかして上向きにしたい。 |