☆ コラム |
2008/5/19「中国四川省で大地震 −学校施設の耐震化は−」 今月12日、中国四川省で大地震が発生した。地震の規模を示すマグニチュ ードは7.8から8.0へ修正された。死者も3万人を超え、まだまだ被害 は拡大してしまうようである。 今回の地震では学校が倒壊して生徒が生き埋めになるといった惨状が報道 されている。そこで、学校の耐震化が問題視されたわけだが、わが国におけ る学校施設の耐震化率は、小中高の公立学校施設で58.6%といわれている。 しかし、7割以上の学校が耐震強度を公表していないということで、実体は 明らかとは言えないようだ。ちなみに本市小中学校の耐震化率は約58%で、 ほぼ全国平均である。 地方行政のなかで学校耐震化事業の優先順位は、全国的にみても決して上 とはいえない。だが、いざとなったときに避難場所となるべき施設が十分な 耐震強度を有していないとなると、市民は避難場所を失うことになってしま う。しかし、耐震補強工事はたいへんお金のかかる事業であるのも事実だ。 といっても、本市のみならず地方自治体の多くは厳しい財政事情といえる。 一方、国では税金の無駄遣いが連日報道されている。こうした無駄遣いをな くせば、もっと地方への補助ができるのではなかろうか。国会議員の皆さん にお願いしたい。
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