☆ コラム

  2009/1/19「渡辺喜美元行革相に注目」

      先週自民党を離党した渡辺喜美元行革相が「脱官僚、地域主権で国民の
     手に政治を奪還する」ことを掲げ、新たな政策集団を結成した。定額給付
     金に関する国民の声に耳を傾けず、官僚天下りの繰り返しを認めてしまっ
     た麻生内閣に対して、離党という行動で自らの意志を示した渡辺代議士に
     は拍手を送りたい。もちろん、離党せずに党内で改革を目指す手もある。
     しかし、もはやそれは不可能と判断しての離党だったと推測している。
      今の麻生内閣はもはや国民にとってマイナスでしかない。国民の多くが
     疑問を抱いている定額給付金についても見直しをしようともせず、行政改
     革でなく消費税アップを優先させようとしている。そうしたなかでの渡辺
     代議士の反麻生の行動は「これぞ政治家」と感じてしまった。しかし、そ
     の輪は今のところ大きく広がる気配もなく、行き先が心配される。
      私は党利党略に関係ない今回の渡辺代議士の行動に賛同するひとりでも
     ある。「脱官僚、地域主権」を中心に、今後具体的にどのような政策を出
     してくるのか注目していきたい。