☆ コラム |
2010/11/15「国を守るということ」 多くの国民は一連の尖閣諸島問題に対する政府の対応に不満を持ってい る。そのことが管政権の支持率急落にも表れている。しかし、国会の論争 は的を射ているとは思えない。もっと国を守ることに関して根本的な議論 を今こそ行うべきである。例えば、中国が軍隊を使って尖閣諸島を占領し たら日本はどう対応するのか?「そんなことあり得ない」は外交では通用 しないことを分かっているはずなのに、今の国政は全く持って国を守るこ とに対する危機意識が欠如している。 「宣戦布告」といった映画がある。これは外国の武装集団が日本に不法 侵入した際の日本の対応を描いた作品である。今の憲法ではこうした侵略 に日本はなすすべがないことがよく分かる。「そんなことあり得ない」と いった発想は捨て、あらゆる事態を想定しておかないと、いつの日か本当 にこの国は外国に侵略されてしまうかもしれない。 今こそ、国会だけでなくマスコミも“有事”に関してもっと国民に喚起 して欲しい。憲法第九条がすばらしい憲法であることはわかる。しかし、 外国は日本のようにお人好しばかりではない。話して分かる相手なんてい ないぐらいに考えてちょうどいいくらいである。国民の生命財産を守るた めに政治は何をすべきなのか?国会議員はその本質的な問題に今こそ取り 組んで欲しい。 |