足利赤十字病院との覚書の締結について

   昨年12月の議会最終日に市側から足利赤十字病院と建設用地に関する覚書
  を締結するとの説明があった。内容の概略は以下の通りである。

  1)競馬場跡地内の土地(約5.7ha)を無償貸与
  2)貸付期間は公有財産使用貸借契約の締結日から20年間

  3)この覚書は議会の議決等を受け効力が生じる。


  コメント)
    この覚書の内容については、多くの議員が問題ありとしていました。しか
   し、議会の議決を経なければ効力を生じないという説明で、半ば市長に押し
   
きられた感じでした。
    仮にこれだけの土地を貸した場合は年間で約5千万円の使用料が見込まれ
   るといった試算もあります。病院側は「市民病院としての役割を担う以上は
   無償でお願いしたい」との考え方です。そうした理屈もわからなくはないで
   すが、ならば市民に対して具体的に市民病院としての役割を説明する責任が
   病院側にはあるのではないでしょうか。また、20年間など時代の流れが速
   い今には長すぎます。
    この覚書の中身については、今後議論を深める必要があります。




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