競馬場跡地活用問題について

  競馬場の跡地活用については、市長から提案されている1)医療福祉系大学
 の誘致と、2)足利日赤の移転、で話が進められているのが現状です。

 1)医療福祉系大学誘致
 ・市からの補助

  ○土地の無償貸与
  ○一般スタンド及び特別スタンドを無償譲渡
  ○補助金(額は未定)
 ・学部・学科設置計画
  ○第一次計画(平成20年度開設予定)
   ・保健医療学部:看護学科、医療心理学科
   ・薬学部:総合薬学科
 ・大学設置準備会からの説明内容(H18.3.24)
  ○第一期工事予算の減額:96億3,500万円→74億4,400万円
    (寄付金・自己資金:56億3,500万円→54億4,400万円)
    (補助金[県・市]:      40億円→20億円      )
  ○寄付金取りまとめ状況(平成18年3月9日現在)
    68社から、合計25億1,300万円
 
 2)足利赤十字病院移転
 ・最近の財政支援
  ○さくら棟建設:8億円の無利子貸付、5億5,940万円の補助金
  ○看護婦寮等の整備:4,494万6千円の補助金
 ・移転希望の理由
  ○すみれ棟、ひまわり棟の老朽化
  ○スペース上、最新医療機器が整備できない
  ○救命救急センターの患者受け入れが狭隘なため限界
  ○慢性的な駐車場不足
  ○現地での施設建て替えが困難
  ○大規模災害時に対応できない


  コメント)

    大学誘致に関しては、その大学に生徒が集まり、充実した教育と安定
   した経営がなされるならば、本市にとってもたいへん喜ばしいことです。
   しかし、再三議会でも取り上げたように、
   ○少子化による影響や、
   ○薬剤師をめぐる環境の変化
   などを考慮し、慎重に対応すべきと考えます。

    日赤移転に関しては、移転のための費用負担(噂レベルでは200億
   円ともいわれている)や、跡地をどのようにするか、などの問題があり
   ます。これらの点をクリアしなければ、話は先に進まないでしょう。

  薬学部関連の参考資料
   *薬剤師の需給予測
   *迫り来る薬剤師過剰時代
   *2003年以降新設予定の薬科大学
   *薬学6年制の問題
   *薬科大学卒業生の就職動向
   *「薬学部離れ、志願者半減の大学も〜6年制で負担増嫌気か」

  ※)平成18年度予算として、医療福祉拠点整備事業8億7千万円(盛土
    造成工事、排水路工事等)が計上されました。



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