☆ 織原 義明 (おりはら よしあき) 活動報告
(2008年1月〜)

12月18日 市議会定例会本会議
  以下の案件を全て可決した。

  議案第79号「平成20年度足利市一般会計補正予算(第2号)
         について」
  議案第80号「足利市税条例の改正について」
  議案第81号「足利市重度心身障害者医療費助成条例の改正について」
  議案第82号「平成20年度足利市老人保健特別会計補正予算(第1号)
         について」
  議案第83号「足利市渡良瀬緑地環境整備基金条例の改正について」
  議案第84号「足利市営住宅条例及び足利市特定公共賃貸住宅条例の
         改正について」
  議案第85号「足利市国民健康保険条例の改正について」
  意見書案第2号「地方議会議員の年金制度に関する意見書について」
  決定案第8号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見答申について」

  意見書案第2号は、年金受給者の高年齢化に加え、市町村合併により議
 員数が急激に減少し、制度そのものが破綻してしまうことに対して、市町
 村合併を推進した国への意見書である。現職議員1人が3人の年金受給者
 を支えている状況で、あと2年程で基金も底をつくと予想されている。
  議員年金制度についてはその存廃も含め、真剣に話し合う時期にきてい
 るといえる。

12月11日 建設防災常任委員会
 議案第83号「足利市渡良瀬緑地環境整備基金条例の改正について」
 議案第84号「足利市営住宅条例及び足利市特定公共賃貸住宅条例の改正
       について」

  議案第84号は特定公共賃貸住宅の一部を市営住宅に用途変更して、子
 育て支援の目的で2人以上の子供のいる世帯に貸し出すというものである。
 一般質問でいろいろ議論されたこともあってか、質疑、討論なく原案を可
 とすることになった。議案第83号は質疑の後、原案を可とした。

12月3日 第一、愛宕台、富田中学校視察
  一般質問を前に小規模中学校の実態を調査すべく、第一、愛宕台、富田
 の3つの中学校を訪れた。

  いずれも全校生徒が110名前後ではあるが、それぞれ抱えている事情
 も異なり、小規模校としてひとくくりで問題を考えられない側面があるこ
 ともよくわかった。

12月2日 第7回オープンミーティング(織姫会館)
  テーマ:旧西小学校跡地活用について

  過日開かれた全員協議会で、庁内検討会議による活用案示されたのを受
 けて、前半でその活用案を紹介し、後半で質疑応答を行った。

  今回の行政案は建物部分で2案、運動場部分で3案ある。なかには地域
 コミュニティの崩壊すら招きかねない内容の案もあり、私はこうしたこと
 を行政が言うこと自体を問題に感じている。旧西小地区の地域コミュニテ
 ィを崩壊させることは、全市的に見ても決してプラスではない。市の力を
 弱体せさてしまうようなことを行政が言う、それこそ問題である。

11月28日 市議会定例会本会議
  次の6つの議案が上程された。
   議案第79号 平成20年度足利市一般会計補正予算(第2号)
          について
   議案第80号 足利市税条例の改正について
   議案第81号 足利市重度心身障害者医療費助成条例の改正について
   議案第82号 平成20年度足利市老人保健特別会計補正予算
          (第1号)について
   議案第83号 足利市渡良瀬緑地環境整備基金条例の改正について
   議案第84号 足利市営住宅条例及び足利市特定公共賃貸住宅条例の
          改正について

  一般質問は14人の議員が登壇する。
  私は12月10日(水)午前10時から質問を行う予定である。

11月20日 全員協議会
   旧西小学校跡地活用に関する庁内検討会議の結果が報告された。建物と
  校庭に分けて、いくつかの案が提示された。詳細については、12月2日
  のオープンミーティングで、市民の皆様にご報告したいと思っている。

11月21日 議会運営委員会
  12月定例会の日程等について話し合われた。
  会期は11月28日から12月18日までの21日間である。また、一
 般質問は12月8〜10日で、今回も登壇する予定である。

11月20日 全員協議会
   旧西小学校跡地活用に関する庁内検討会議の結果が報告された。建物と
  校庭に分けて、いくつかの案が提示された。詳細については、12月2日
  のオープンミーティングで、市民の皆様にご報告したいと思っている。

11月11日 市側との会派予算要望および市政懇談会
  来年度の予算要望として、学校給食における地元農産物の利用拡大およ
 び米飯給食の拡大、学童施設が併設される泗水学園での子供の心のケア等
 を新規に取り上げた。
  市政懇談会では、工業団地の増設や公設市場の統合問題、さらに旧西小
 学校跡地活用について話し合った。特に旧西小学校跡地活用については、
 行政案の是非を協議するのではなく、広く市民から活用案を求めるといっ
 た、開かれた検討委員会にするようあらためて要望した。

11月1日 草雲没後110年記念シンポジウム(織姫会館)
  「田崎草雲−その人と画業−を語る」と題したシンポジウムが織姫会館
 で開かれた。

 【パネラー】
  菊地 卓氏(足利市文化財専門委員会副委員長)
  亀田悦子氏(草雲美術館盛り上げ隊隊長)
  森田英希氏(草雲美術館学芸員)
  竹山博彦氏(栃木県立美術館)
  関根茂世氏(中斎塾フォーラム本部幹事)
 【コーディネーター】
  大澤伸啓氏(草雲美術館館長)

 コメント)
   田崎草雲は本市を代表する偉人といえよう。しかし、その認知度は決
  して高くはない。今回の話で当時の美術界における世情や、家庭にあっ
  た不幸などについても知ることができた。こうした話がもっと市民に広
  まれば、関心が高まるかもしれない。

10月26日 第1回足利百人一首かるた競技大会(市民武道館)
  足利市民文化祭の一環として、本市で初めて百人一首かるた競技大会が
 開かれた。栃木・群馬の選手だけでなく、東京や宮城県などからも選手が
 集まっていたようである。
  初めての試みで関係者の方々も大変だったと思うが、次年度以降もぜひ
 とも続けていただきたい。

10月22日 緑風会会派行政視察(新潟県長岡市)
  視察項目:教員サポート錬成塾事業について

  長岡市概要
  ・2005年と2006年の大規模合併により、人口約28万人
  ・新潟中越地震で大きな被害を行けた旧山古志村も合併
  ・米百俵の精神
  ・正三尺玉花火も有名

   教員サポート錬成塾とは、リタイヤしたベテラン教師がマンツーマン
  で、現役教員を指導・サポートする制度である。新任2〜3年を対象と
  したベーシックコースと、中堅教員を対象としたクリエーティブコース
  がある。研修生の人数は平成20年度でベーシックコース41名、クリ
  エーティブコース31名である。また、指導者数は6名で、予算はおよ
  そ1,300万円である。

  コメント)
    当初は指導力不足教員を生まないために、学習指導に悩む教師の相
   談としてはじまったが、現在は学習指導だけでなく、幅広く教師のサ
   ポートをしているようである。若手教員を対象としたベーシックコー
   スの最大の問題点は、研修を受けた教員が長岡市外へ転勤してしまう
   ことであろう。長岡市の予算で教員を育てても、小中学校の先生は県
   の採用であるため、こうした問題が発生してしまう。ただ、この点に
   ついても、長い目で長岡市のためになると考えているようであった。
    研修そのものについては、研修生の声や校長の声などを聞く限りに
   おいて評判は上々である。特に忙しい現場の教員に対して、指導員が
   直接学校に出向いて指導する点が研修生には好評のようである。
    良い教育を子供に施すために、まずは教員を育てるといった発想は
   大いに学ぶべきものがある。本市における導入に関しては、市の仕事
   なのか、県がやるべき仕事なのかが問題になってくるであろう。

10月10日 第4回 共同研究成果発表会(友愛会館)
  あしかが産官学連携推進センター及び足利工業大学総合研究センターの
 共同研究成果発表会が足利商工会議所友愛会館にて開かれた。

  ポスターセッション形式で、教育、睡眠、熱・流体、煙火、建築計画及
 び構造、環境・エネルギー、ナノテク・材料、材料・土質最適化デザイン
 の各分野計24の研究発表が行われた。
  「地域福祉社会構築のための基礎的研究-足利市の既存領域を老人福祉
 の観点から検証する-(蟹江好弘先生)」は、市の元気老人課との共同研
 究でもある。近隣福祉社会という新しい概念は今後の研究課題である。

10月2日 講演会「私たちの暮らしと地域の安全」
  演題:「私たちの暮らしと地域の安全」
  講師:足利警察署織姫交番 大森 徹 所長

  通4丁目自治会館にて開かれ、振り込め詐欺や泥棒対策などについての
 話を聴くことができた。
  交番は最も身近な存在であるが、今回のように地域住民に注意を促すよ
 うな話ができる場はなかなかないとのことであった。防犯に関する話は、
 我々にとっても有り難いので、このような催しがもっと多くできるといい
 と思った。

9月27日 講演会「地域に共生の大きな輪を広げて」
  あしかが子育て応援ネット主催による講演会が市民会館で開かれた。

  演題:「地域に共生の大きな輪を広げて」
  講師:川崎市自閉症児者親の会会長 明石 洋子 氏

  明石さんは自閉症の自分の長男を育てながら、地域との関わり合いのな
 かで子供の社会性を育て、川崎市の公務員試験に合格するに至った。
  自閉症に対するさまざまな誤解があることもわかり、障害があっても社
 会的な自立を目指すことができるとわかった。大切なのは偏見を捨て、支
 え合う気持ちを持つことだと感じた。

9月24日 まちづくり講演会「まちなか再生のこころみ」
  演題:「まちなか再生のこころみ」
  講師:足利まちづくりセンターVAN-NOOGA会長 中川 三朗 氏

  家富町にあるVAN-NOOGA事務所で開かれた。出席者はVAN-NOOGA
 の会員と市職員であった。
  まちなか再生について、他市の事例が紹介された。これからは、成功
 事例の都市と足利市とを比較して、足利市で採用できうるかどうかを検
 討する必要があると感じた。本市のまちなか再生の必須条件は居住人口
 の増加である、といった点は講師と同意見である。

9月19日 市議会定例会本会議
  教育委員会委員のうち、9月30日で任期満了となる會澤教育長に代わ
 り、岩田昭氏(毛野小学校校長)が就任することが了承された。また、教
 育委員会委員の人事については、新たに子供を育てている現役の人を入れ
 ることになり、10月5日で任期満了となる寺山厚子委員に代わって岡島
 敦子氏が就任することが、併せて了承された。

  教育委員会委員については、そのありようについていろいろと指摘され
 ている現状もある。子育てについてこれまでも活発な活動を続けてきた現
 役世代の委員が誕生する。今後の活躍を期待したい。

9月16日 決算審査特別委員会(一般会計)
  決算審査特別委員会が開かれ、一般会計についての審査が行われた。
  以下などの質問を行った。

 Q)民生費のうち、市民活動センター登録団体による意見交換会について、
   97団体のうち20団体のみの出席となっているが、横のつながりを
   もつといった目的を達成するには、出席団体が少ないと思われる。
   意見交換会の開催日時などは適切であったといえるのか。
 A)97団体のうち20団体の出席では確かに少ない。しかし、開催日
   時は働いている人を考慮し、水曜日の夜とした。他の曜日でも大差
   はないものと思われる。
 コメント)
   市民団体どうしの横のつながりの大切さは、三条市の視察で感じた
  ことである。意見交換会そのものの開催の仕方(内容)も、今後見直
  してもいいかもしれない。

 Q)商工費のうち、商店街快適環境整備事業のからくり時計修繕につい
   て、4,5年前に、修繕できる業者が東京のため、なかなか修繕で
   きないと聞いた記憶がある。今回、県の予算で修繕したわけだが、
   今後の修理に対しては、どのように考えているのか。
 A)今日壊れて明日直すわけにはいかないが、業者との管理委託契約
  (年間79万円)が結ばれている。
 コメント)
   からくり時計そのものは悪いとは思わないが、あまりにも故障が
  多いようなら、設置の是非自体を考える必要があるかもしれない。

 Q)教育費のうち、心の教育相談員(小学校)と心の教室相談員(中学
   校)について、特別支援教育として場合によっては、介助員として
   授業の手助けをしているが、人数が足りないとも聞く。現状を伺い
   たい。また、肢体不自由な児童に対して、ボランティアが手助けを
   している学校もあるが、心の教育相談員との引き継ぎがうまくいっ
   ていないとも聞く。併せて伺いたい。
 A)通常授業における介助員として、授業の手助けをしている。学校に
   よっては人手不足になる場合もある。今後、人員増を検討したい。
   また、肢体不自由児童に対するボランティアに対しては、引き継ぎ
   がうまくいくよう改善を目指したい。
 コメント)
   人員不足とは予算不足ということにつながる。予算は配分なので、
  どこに重点を置くかである。常々言っているが、本市は教育のまちと
  して、教育に予算の重点配分を望みたい。

9月11日 建設防災常任委員会
 議案第61号 足利市土地開発公社の定款の変更について
 議案第62号 工事委託契約の変更について

  工事委託契約の変更は水処理センター建設工事(第5期)に関わる契約
 で、5億6千万円で予算計上されていたが、落札により4億8千750万
 円(約13%減)となったものである。原案はいずれも可となった。

9月5日 オープンミーティング(市民会館)
  今回は、これまで皆様からいただいたご意見・ご質問の中から、以下の
 テーマを取り上げた。

 「インタービジネスパークの収支」
  ・造成にかかった費用と、今後見込まれる市の税収について
 「中橋の架けかえ問題」
  ・現状について
 「平和都市宣言に関連した事業」
  ・市で行っている事業は何があるのかについて
 「ごみ問題関連」
  ・焼却場の稼働状況、祭日出勤の手当について
 「バスの運行関連」
  ・東武線最終以降の館林駅からのバス運行の可能性について
  ・北関道インター付近での高速バスターミナル設置の可能性について

  ごみ問題に関しては「有料化の本当の狙い何なのか?」といった鋭い質
 問もあった。また、東武線最終以降の館林駅からのバス運行については、
 それがあると、これまでよりも1時間ほど長く東京に滞在することができ、
 市民の利便性が増すことは理解できた。ただ、タクシーとの兼ね合いや、
 どこがバスを走らせるのか、客は本当にいるのかなど、まずは、試験的な
 運行が出来ないものか、検討してみることにした。

8月30日 女と男のフォーラム2008
  「みんなちがってみんないい」というテーマで市民プラザで開かれた。
 5つある分科会のうち、今回は第2分科会の「環境・いのち〜一人ひとり
 のできることから始めるエコ〜」に参加した。

  今回は全体会の中で、市民による寸劇が初めて行われた。なかなかの熱
 演であった。
  分科会ではやはりごみ袋のことが話題にのぼった。高すぎる、レジ袋が
 ムダになる(今まではレジ袋をごみ袋として出していた)、草木が無料に
 なったことを知らなかった、などである。また、有料化する前から分別を
 徹底していた家庭では、ゴミ排出量に変化はないとのことだった。
  生ごみ堆肥化については、コンポストがイノシシにひっくり返される被
 害により、現在は使えない状態であるといった声もあった。また、ごみを
 減らすには企業の努力が不可欠であるとの意見もあった。
  このような会に出席する方は皆意識が高いと感じた。本当に聞いて欲し
 い人はこのような会には出席してくれないのが現実であると感じた。

8月29日 市議会定例会本会議
  今定例会での一般質問は11〜13日の3日間で行われる。私は12日
 に質問する。

8月28日 全員協議会
  旧西小学校跡地活用に関する報告があった。
 地元説明会で出された再度のアンケート調査については、地元自治会と
 も話し合い、実施しないこととなった。検討委員会のメンバーは16名と
 し、前回の検討委員会の構成に準ずるとの報告がなされた。構成メンバー
 は市議会や地元からの代表、学識経験者などからなるが、今回は「市議会
 代表は不要」との意見がだされた。私も公募を入れるべきと要望した。

8月22日 議会運営委員会
  平成20年第3回定例会について、議事日程等が決められた。
 8月29日が初日で、会期は22日間である。一般質問は9月8〜10
 日に予定されている。今回も質問をする予定である。

8月20日 広報委員会
  昨年の常任委員会行政視察から議員の報告書をホームページに掲載する
 ようになった。しかし、報告書の形式がバラバラだったため、次回から統
 一したフォーマットで報告書を提出し、それをホームページに掲載するこ
 とになった。
 また、議会ブログを開設する件についても話し合われた。何をどのよう
 に掲載していくかについては、各会派に持ち帰り協議をした後、来月の広
 報委員会であらためて話し合うことになった。

8月6日 平成20年度栃木県議会県土整備委員会現地調査(小俣公民館)
  小俣地区の県道改築事業に関する県議会県土整備委員会の現地調査が行
 われた。昨年同様に市議会の建設防災常任委員会副委員長として、県道整
 備を要望する市側の立場で出席した。
  今回はJR線を挟んで南北の主要道路を立体交差で結ぼうという計画の
 現地調査である。地元からの要望も強く、JRで分断されている南北間を
 踏切なしで結ぶ道路なので、早期実現を望むところである。

7月22日 広報委員会、建設防災常任委員協議会
 ○広報委員会
   次回議会だよりの編集会議が行われた。今回の編集雑感は私が担当した。
  編集雑感というより議会改革への今後の思いを記した。

 ○建設防災常任協議会
   国道50号バイパス沿いの上渋垂町及び下渋垂町の一部約7haを市街
  化調整区域から市街化区域への編入についてと、平成19年度水道事業会
  計等の決算の状況についての報告がなされた。
   水道事業は黒字を維持しているものの、給水量は8年連続で減となった。
 これは人口減がおもな原因と考えられる。

7月13日 足利市歯科衛生士会研修会
  演題:「障害者歯科の経験から」
  講師:足利市須永歯科医院 須永 芳弘 氏

  障害者歯科の現状についての話を聞くことができた。健常者への対応には
 ないいろいろな苦労があることがわかった。また、患者へのケアに関して、
 歯科衛生士は治療をスムーズに行うために必要不可欠な存在であることもわ
 かった。

7月7日 「地方分権推進」栃木県大会(宇都宮市)
  地方分権改革の動向が説明された後、地方分権改革推進に関する決議がな
 された。大会終了後は、記念講演として神野直彦東京大学教授による「地方
 が主役の国づくりに向けて」が講演された。

  県市長会の会長として吉谷市長も挨拶した。国会議員を前に国への苦言を
 はっきり述べた点には感心した。地方の現状、地方の苦しみを国も知って、
 まずは無駄遣いをなくした上で、地方へ提言して欲しい。国会議員には与野
 党一丸となって、腐敗した官僚制度の改革を行ってもらいたい。

6月30日 第23回両毛六市若手議員懇談会定期総会(太田市)
  定期総会後、清水聖義太田市長を迎えて講演会が行われた。
  演題:「活力あるまちづくり〜地方の一分〜」

  太田市は近隣の熊谷市に比べると交通の便がよくないが、桐生市に比べる
 と便利であり、中途半端に不便なところとのこと。それにより、現在はホテ
 ルが急増しているらしい。
  まちづくりはそれぞれ立地条件が異なるため、他市のものまねではうまく
 いかないことは、私も実感している。問題はどこに焦点をあて独自性を出し
 ていくかである。太田市は中途半端に不便な点を生かした提案を企業にして
 いるとのことだった。
  本市の場合は子育てと教育に焦点をあてれば、太田市よりもよりよいもの
 をつくることができると思っている。

6月27日 会派打ち合わせ
  会派視察の件で話し合った。

  今回は「完全米飯給食と地産地消」及び「まちづくりサポート交付金」
 で新潟県三条市、「ごみ有料化後の状況」及び「まちづくり基本条例」で
 新発田市を視察地候補とした。
  日程や相手先の都合もあるので、変更の可能性もある。

6月23日 市議会6月定例会本会議
  6月定例会最終日の今日、副議長の松村議員から副議長辞職願いが提出、
 受理され、新たな副議長として黒川議員が選挙で選ばれた。

  制度上は正副議長ともに任期は4年となっているが、副議長は1年で交
 代することが慣例となっており、それに伴うものである。

6月21日 国立環境研究所 公開シンポジウム2008(東京)
  東京で開かれた独立行政法人国立環境研究所の公開シンポジウムに参加
 してきた。

  講演1「大気中に放出された温室効果ガスの行方を探る」
     向井 人史 氏
  講演2「温暖化影響と気候安定化レベル」
     肱岡 靖明 氏
  講演3「低炭素社会 なぜ必要か?どうすればできるのか?」
     甲斐沼 美紀子 氏
  講演4「ごみ問題・3Rと温暖化のかかわり」
     森口 祐一 氏
  講演5「持続可能な好循環都市に向けて-環境技術と社会技術の融合-」
     藤田 壮 氏

 コメント)
   低炭素社会、循環型社会への移行については、地球温暖化云々を抜き
  にしても必要なことである。石油を中心とする化石燃料依存の仕組みを
  どこまで変えることができるかは喫緊の課題だ。
   ごみ問題については、環境負荷の少ない製品に買い替える“エコ替え”
  がどこまでいいことなのか、疑問に思っていた。しかし、今回のシンポ
  では「これからの研究課題」ということで、専門家の意見を聞くことは
  できなかった。ちなみに私個人は電気メーカーの戦略ではないかと思っ
  ている。

6月16日 建設防災常任委員会
  議案第47号「財産の取得について」の審議が行われた。

  取得財産:救助工作車2型 1台
  取得金額:93,450,000円
  取得方法:指名競争入札

  5社による入札が行われ、最低入札額の日本機械工業株式会社東京営業
 所が落札した。特注車なので高額ではあるが、予算より低い価格に抑える
 ことができた。

6月6日 学習会「バリアフリー」
  ボランティアグループのあしかが子育て応援ネット主催による勉強会が
 生涯学習センターで開かれた。柏瀬眼科の柏瀬光寿先生を招いて、弱視に
 ついての基本知識を学ぶ学習会であった。演題は「バリアフリー」。
  新しくなった柏瀬眼科院はバリアフリー設計で、弱視の方への配慮がさ
 れている。また、柏瀬先生はNGO活動でインドへも行っており、治療後
 の患者の笑顔が何とも言えないとのことだった。
  講演終了後は、白内障の疑似体験も行った。実に見えにくい状態であっ
 た。障がいを理解するためのこうした体験は大切であると感じた。

6月4日 第5回オープンミーティング(市民会館)
  はじめに、ごみ有料化に関して7月1日から、おむつと木の葉・草が無
 料になることの説明を行った。有料化が決まる前から問題視されていたこ
 とで、あらためて条例決定までの経緯に問題があったと感じた。

  本日の話題は「新足利赤十字病院の基本設計の概要について」である。
 病床が全室個室であるといった報道については、差額ベット料が全室で取
 られてしまうと誤解を招くような内容であった件について、市長が定例会
 見などで打ち消してはどうか?といった意見が出された。また、皆が感じ
 ていることは、やはり優秀な医師等の確保についてであった。この件につ
 いては今のところ足利日赤側の努力を信じるほかない。ただ、医師不足の
 現状で行政でもできることとして、広域医療連携は大切であることも訴え
 させていただいた。これは来週の一般質問でも取り上げる。

5月30日 一般質問通告
  本日一般質問の受付が締め切られた。6月議会では11日から13日ま
 での3日間で一般質問が行われる。
  今回は
  1.広域医療と足利赤十字病院の移転問題について
   (1) 両毛広域医療連携調査研究会
   (2) 優秀な医師等の確保に向けた市の取り組み
   (3) 跡地問題と中心市街地活性化
  2.旧西小学校跡地活用について
   (1) 旧西小学校跡地活用アンケート地元報告会の実施をうけて
   (2) 跡地活用の可能性
   (3) 新しい事業を進めるうえでのプロセスのあり方
 の項目で質問を行う予定である。

5月25日 「21世紀は温暖化なのか、寒冷化なのか?」(千葉市)
  日本地球惑星科学連合2008年大会が、本日25日から30日まで幕張メッセ
 国際会議場で開催される。今回は地球温暖化問題のスペシャルセッションが
 組まれている。これまでの地球温暖化問題というと二酸化炭素主犯説に基づ
 いたものばかりだったが、今回はそうした世界的な流れに一石を投じるもの
 ではないかと興味を抱いた。

  本日の発表は地球の気候変動の原因として、二酸化炭素ではなく、宇宙線
 に着目した研究の発表が主だったものであった。専門的なことまではわから
 ないが、簡単に言うと、地球に降り注ぐ宇宙線が増加すると雲が増加し、寒
 冷化に向かうというもので、21世紀地球は温暖化ではなく、寒冷化へ向か
 うと考えているようである。温暖化への寄与としては二酸化炭素より、水蒸
 気(雲)のほうが桁違いで影響が大きいと聞いたことがある。となると、宇
 宙線の増減(→雲の増減)が地球の気候変動に影響を及ぼす可能性も考えら
 れないことはない。しかし、発表を聞いていると、研究者自身もまだ半信半
 疑のようである。
  27日は国会議員も来て議論する予定なので、こちらにも出席したい。

5月10日 足利学校「百人一首かるた入門」
  足利学校教養講座として新たに始まった「百人一首かるた入門」講座を見
 学してきた。この日は他にも「論語を読む」講座が開かれていた。論語の講
 座などは閉ざされた教室で行われるが、百人一首かるた入門講座は、足利学
 校の書院で行われるという特徴がある。観光客がいるところで講座が開かれ
 ているわけだ。
  これまでも百人一首かるた講座はあったが、先生の都合で一度途絶えてし
 まった。今回新たな先生を迎えて再開できたことを喜ばしく思っている。な
 ぜなら、百人一首が足利学校の雰囲気にマッチするので、観光の面からもプ

5月8,9日 旧西小学校跡地活用アンケート調査結果報告会
  先に行われた旧西小学校跡地活用アンケート調査の結果報告が、織姫公民
 館にて2回に分けて行われた。8日は通四、五丁目及び西宮町、9日は通六、
 七丁目、緑町一、二丁目、及び栄町一、二丁目の住民を対象に行われた。

  今回の報告会は市総務部企画政策課が実施した。まずは、地元住民への情
 報公開を積極的に行う姿勢は評価したい。質疑応答では「アンケート調査の
 やり方(年末年始に行ったことや配布方法など)に問題があったため、一割
 を切る回答率にだったのでは?」といった質問が2日間ともあった。
  今後の進め方については、とにかく情報公開を積極的にすることが肝要で
 ある。やはり2日間とも出てきた意見として「ごみ有料化のように、決まっ
 てしまってからの説明会など意味がない。順番が逆。今回は決まる前に途中
 段階での住民説明を行って欲しい」といった意見があった。この点は重要で
 あり、地元選出の議員として情報公開の徹底を実現させたい。

4月19日 「戸田市が進めるクリーン推進運動の協働事業」
  NPO法人足利水土里探偵団主催による講演会に出席してきた。

 演題:「戸田市が進めるクリーン推進運動の協働事業」
 講師:吉田義枝氏(戸田市環境クリーン室主幹)
    池上幸子氏(NPO法人戸田EMピープルネット事務局長)
 場所:足利商工会議所友愛会館4Fわたらせホール

 コメント)
   戸田市職員の吉田主幹はたいへんエネルギッシュな方だった。ペットボ
  トルや牛乳パックのリサイクルが本当に環境にとっていいのかどうかは別
  として、リサイクルにより障がい者施設に工賃等が入る仕組みには興味を
  持った。もう少し詳しく調べてみたい。

3月24日 市議会3月定例会本会議
  「道路特定財源の確保に関する意見書」が19名の議員により提出され、
 これを採択するか否かについて起立採決が行われた。結果は賛成多数で採決
 された。
  来年度予算への影響を考えると、平成21年度からの全面見直し(暫定税
 率の廃止や一般財源化)をすべきとの意見ではあるが、今後10年間で59
 兆円維持などは到底納得できない。また、必要な道路をつくることには賛成
 するものの、道路特定財源は道路以外にも使われ、役人や政治家の既得権益
 の温床になっており、改革すべき対象といえる。
  以上の立場から反対したものの、意見書は採択された。

3月15日 「まちなか再生と文化活動」(佐野市)
   佐野市で開かれたまちづくりミニフォーラムに参加した。

  演題:「まちなか再生と文化活動〜芸能花伝舎の活動から学ぶ〜」
  講師:大和 滋 氏(芸団協・芸能文化振興部長兼調査研究部長)

   芸能花伝舎(げいのうかでんしゃ)は、廃校となった西新宿の小学校を
  活用している芸能文化拠点である。学校跡地再利用のひとつとして興味深
  い活用方法である。ただし、話を聞いていると都会であるから可能な部分
  も感じた。地方において同様の利用方法を考える場合は、ある特定の団体
  のサテライト的な位置づけや、夏合宿等の季節利用などで考えると前向き
  な結果が見出せるかもしれない。

3月13日 予算審査特別委員会
   昨日の一般会計予算に引き続き、特別会計予算の審査が行われた。

   本年4月からはじまる後期高齢者医療制度については、市民からも負担
  増に対する不安の声があり、この点について質問をした。
   75歳以上の方が国民健康保険からこの制度に移行するわけだが、世帯
  に対して課せられる部分がなくなり、すべて個人単位になるなどの違いが
  ある。75歳以上の夫婦で考えた場合、固定資産にかかる部分などの違い
  で一概にはいえないものの、負担そのものはこれまでと大差はないようで
  ある。

   この制度は国民健康保険制度を維持するための苦肉の策ともいえる。い
  つまで続けられるかわからない。年金制度も含め、社会保障制度の抜本的
  な改革が必要であると感じた。そのためにも国会では、道路特定財源など
  国の特別会計にメスを入れて欲しい。なぜなら、そこには莫大な無駄遣い
  があると思えるからである。

3月7日 第4回オープンミーティング(市民会館)
  テーマ:「足利市の平成20年度予算について」

  本日のテーマに入る前に、前回のテーマ「旧西小学校跡地の活用」につい
 て、本年1月に地元地区を対象に実施したアンケート調査の結果報告と質疑
 応答を行った。

  今回は広範囲なテーマということもあり、足利赤十字病院移転問題の進捗
 状況や指定ごみ袋制導入ついて、さらに議員のあり方、市民と議会との情報
 交換の必要性などまで話が及んだ。予算と直接関係がない話題もあったが、
 大変有意義な意見交換をすることができた。

  自分としてはこのオープンミーティングに、ひとりでも多くの市民の皆様
 に来ていただくにはどうすればいいのか?もう少し考えなければならないと
 感じた。

2月29日 市議会3月定例会本会議
  平成20年度予算案など40の議案が提出された。
  一般会計予算は490億7,000万円で、前年度比4.2%増となって
 いる。このなかには、私が以前から環境対策のひとつとして提案していたバ
 イオディーゼル燃料(BDF)導入事業も組み込まれている。

2月28日 全員協議会
  指定ごみ袋導入に関する対応として、無料チケットを追加配布する旨が報
 告された。当初の試行無料配布に加え、1セット10枚分の無料チケットを
 本年9月までの間に配布するというものである。

  今回の追加配布は、1枚60円は高すぎる、といった声に配慮したものか
 もしれないが、私が指摘した住民との合意形成がなされていないことを証明
 した結果ともいえる。

2月22日 議会運営委員会
  3月定例会の日程や提出案件等に関して話し合った。

  会期は2月29日から3月24日までの25日間で、平成19年度予算案等につい
 ての審議が行われる。予算については予算審査特別委員会を設け、そこで審
 査を行う。一般質問については、今回は会派代表質問となるため、質問した
 くてもできない議員がでてくる。

2月16日 「医療崩壊の原因とその対策」(大宮)
  枝野幸男衆議院議員のオープンミーティングに出席してきた。テーマは、
 「医療崩壊の原因とその対策」である。

  現在の医療が抱える問題点として、1.裁判が多すぎる、2.医療事故に
 対する対応の不備、3.再発防止のために真相究明がなされていない、点を
 挙げていた。
  確かに裁判になる可能性が高い産科や小児科などへの志願者が少なくなっ
 ている現実がある。これは医療報酬を引き上げて解決する問題とは思えない。
 そこで、枝野氏は医師の過失の有無に関係なく被害者を救済できる新たな保
 険制度の導入を提案した。これはあったほうがよいと思われるが、誰がその
 保険料を支払うのかといった各論部分で難航することが予測される。
  また、医療に市場原理は通用するのか?といった疑問も投げかけていた。
 国民皆保険制度は社会主義的といってアメリカでは導入されていないが、
 国民の生命を守る義務としても、この制度は維持すべきで、決してアメリ
 カ化させてはいけない分野である。

1月26日 市民と行政の協働を考えるフォーラム2(市民プラザ)
 ■基調講演
  演 題 やさしさのゆくえ〜協働が拓く新しい市民社会〜
  講 師 日本ボランティア学会代表、水俣フォーラム代表
      栗原 彬 氏
 ■分科会
  第3分科会の「子ども社会(子育て・教育)」
  に出席

 コメント)
   基調講演の栗原彬氏は小さい頃足利在住の経歴があり、原風景は洪水と
  のことだった。公害や環境破壊などとも共に生きていく考え方は、新たな
  見識であった。
   分科会では3人のお母さんからの体験を通した問題提起がされた。何も
  知らないお母さんが地域ではじめた子育て支援の活動が、行政の介入によ
  り活動の場を奪われてしまう事実には考えさせられた。フォーラムのテー
  マである“協働”と全く正反対のことが行われているわけで、市民と行政
  の本当の協働は、こうした事実を受け止めることから始まると感じた。

1月11日 議会改革推進協議会
  3月議会を昨年6月議会同様に会派代表質問とするか否かについて等が話
 し合われた。

  現在の議会質問は一問一答方式になっているため、そもそも代表質問にな
 じまないといった意見も出されたが、多数決で代表質問制を維持することに
 なった。
  足利市議会では会派の所属メンバー数を2で割った数だけ、リレー方式で
 登壇できるが、3人会派の場合は2で割ると1.5人で、その場合はひとり
 しか登壇できない。しかし、会派に属さない議員は個人質問が許されている。
 会派に属しているために、議員としての発言権が失われてしまうという奇妙
 なことが起きているわけだ。
  ちなみに県内の他市議会、近隣市議会で議員の発言権を議員自ら奪うよう
 な決めごとをしている議会はない。また、代表質問賛成派は「会派は政策集
 団」というが、会派として条例提案を出したこともない。現実にみあった柔
 軟な制度改革を望みたい。

1月8日 会派打ち合わせ
  年明け最初の会派打ち合わせを行い、ごみ処理有料化についての対応や、
 市場統合問題、さらに会派視察について話し合った。

  ごみ処理有料化については、説明会で紛糾した地区もあるようだ。私は議
 会にかける前に市民との合意形成が先、といったスタンスで、議決には反対
 した。やはり、といった感である。
  市長は既に「アレンジ」といった言葉を使い、軌道修正を考えているよう
 である。議会の承認を得さえすればよいといった安易な考えが招いた結果で
 ある。それよりもこんな議案を通してしまった議会はもっと問題である。

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