豪州のPharmacist only medicines

豪TGAのサイトに医薬品の分類(Schedule)一覧があることを最近ようやく確認しました。

Therapeutic Goods (Poisons Standard—February 2025) Instrument 2025
https://legislation.gov.au/F2025L00049/latest/text

注目は、Schedule 3—Pharmacist only medicines(要薬剤師薬)

一部を抜粋しました。数量や年齢を規定するものや、意外な成分もあります。

Schedule 3—Pharmacist only medicines(要薬剤師薬)(一部抜粋)

アダパレン
アルコトメタゾン(外用30gまで)
ブロムヘキシン(2歳以下)
セレコキシブ
クロラムフェニコール(眼科用)
クレマスチン
クロベタゾール(外用30gまで)
ジクロフェナク(内服30錠まで)
エレトリプタン
ファムシクロビル
グルカゴン
イブプロフェン(400mg錠50錠までなど)
硝酸イソソルビド
ランソプラゾール(15mg14錠まで)
メトクロプラミド(10回分まで)
ナラトリプタン(2回分まで)
オメプラゾール(10mg14錠まで)
オルリスタット(120mgまで)
アセトアミノフェン(100錠を超えるものなど)
プソイドエフェドリン(720mgまで)
ラベプラゾール(10mg14錠まで)
サルブタモール吸入
スマトリプラン(2回分まで)
テルブタリン吸入
ウリプリスタル(緊急避妊薬)
ビタミンD(上限あり)
ゾルミトリプタン(2回分)

日本でもこれだけの成分が処方箋なしで買えるということになれば、否応なしに薬剤師の関与が必要となります。

薬局でセルフケア支援という話がありますが、OTCで対応をというなら、日本でもこれくらいの成分のスイッチ化、もしくは零売による対応が必要だと思います。


2025年04月20日 18:09 投稿

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