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2007.07.11 登録販売者の受験資格

既に報道済みですが、先月28日開催された登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会の資料が、11日厚労省のウェブサイトに掲載され、報告書(案)が明らかになっています。

第6回登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会(2007年6月26日開催)
   資料:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/s0626-11.html

前回検討事項に保留になっていた下記の事項について明文化されています。

  • 受験資格は「実務経験1年」「高校卒業程度」を求めることが適当。高校卒業程度の要件を満たさない場合には、高校卒業程度の代わりに3年間の医薬品の販売に関する実務経験を有していることを求める。
  • 4年制から6年制への薬学教育年限の延長に伴い、教育課程の充実が図られてはいるが、登録販売者にふさわしい資質を厳正に確認するという原点に立てば、例外を設けることなく都道府県が実施する試験により資質を確認することが適当。(即ち、薬学部卒業だけでは「登録販売者」にはなれず、試験に合格することが必要)
  • 薬学教育における6年制課程の卒業者については、その教育内容に実務実習が含まれていることから、当該者に対しては、実務経験を求めないこととすることが適当。
  • 合格には7割程度の正答率を求めることが適当。また、出題する各試験項目ごとに一定割合以上の正答率がなければ、他の試験項目が一定割合以上の正答率があったとしても不合格とすることが望ましい。さらに、医薬品の不適正な使用による薬物乱用に関する試験問題など、確実に理解していなければ特に公衆衛生上危害を生じるおそれがあるものについては、全体の合格基準とは別に、正答しなければ不合格とすることも検討することが望ましい。

正式版は、23日厚労省のウェブサイトに掲載されています
  登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会報告書(厚労省7月23日掲載)
    http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/s0701-1.html

今後厚労省はこの報告書に沿った試験ガイドライン(未定稿のものが、厚労省ウェブサイト掲載。前回提示分より一部加筆。)を作成し、都道府県に通知するほか、今秋には省令改正など所定の手続きを行い、新制度が来年4月から施行されます(試験問題案が今回の検討会でも提示。)

薬事日報によれば、2008年度に実施が予定されている「登録販売者試験」の受験者数は、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)調査分だけでも全国で32,000人余りに達するとみられ、今後都道府県は十分な準備を迫られます。

登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会

第1回 2007年2月20日開催 資料 議事録
第2回 2007年3月14日開催 資料 議事録
第3回 2007年3月26日開催 資料 議事録
第4回 2007年4月26日開催 資料 議事録
第5回 2007年5月31日開催 資料 議事録
第6回 2007年6月26日開催 資料 議事録

関連情報:【登録販売者】受験予定者は「3万2469人」
       (薬事日報 HEADLINE NEWS 7月10日)
        http://www.yakuji.co.jp/entry3690.html
      【登録販売者GL検討会】報告書まとまる−受験資格は「実務経験1年」
       (薬事日報 HEADLINE NEWS 6月28日)
        http://www.yakuji.co.jp/entry3563.html
     TOPICS 2007.06.16 登録販売者の試験問題

7月15日リンク追加

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