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2007.07.27 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム

文部科学省では、今年度17億6000万円の予算を投じて、「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」というものを始めています。これは、大学・短期大学・高等専門学校における教育研究資源を活用しつつ、地域等と連携しながら社会人(ニート等を含む)の学び直しニーズに対応した教育プログラムを展開する優れた取組を支援するもので、今年5月の応募に対し、薬剤師(医療)関連では、8大学からの応募がありました。

プログラムのイメージ図
    http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/challenge/pdf/004.pdf

平成19年度「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の応募状況について
   (文部科学省2007年5月29日)
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/05/07052514.htm

東京大学 大学・NPO連携による子育て等での離退職薬剤師のための職場復帰・再教育プログラム
北海道薬科大学 薬学教育6年制導入に伴う薬剤師学び直しのための教育支援プログラム
千葉大学 薬剤師のためのスキルアップ教育プログラム
北海道医療大学 専門化する薬剤師、歯科衛生士への社会的ニーズに対応したキャリアアップ支援講座
昭和大学 要介護者ケアの実践力アップにつながる医学・歯学・薬学・看護学教育プログラム
星薬科大学 在宅医療を支援する薬剤師養成のための教育システムの構築
明治薬科大学 私大薬剤師の学び直しニーズ対応教育プログラムの構築と実践
新潟薬科大学 プライマリケア・セルフメディケーションを学び直す仕組み

そして、26日選定の結果が発表され、上記のうちの東京大学と北海道薬科大学のプログラムが選定されました。

平成19年度「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の選定結果について
   (文部科学省2007年7月26日)
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/07/07072304.htm

このうち、北海道薬科大学のプログラムは、「子育て等で長期間離職していた薬剤師の再教育」「6年制教育に相当する臨床能力を身につける」ことを目的に、4年制薬学教育を履修した薬剤師に対して、新しい薬物治療や病態生理学を中心とした教育支援プログラムを提供するというもので、受講者は、講義コース(6疾患について医師と薬剤師による講義を月に1疾患)と技能コース(薬剤師業務のハードとソフトを取り入れた6種類の項目を月に1項目ずつ)を半年間ずつ延べ1年間履修し、修了後、履修証明書を受け取るというものです。

 また、地域格差を是正するため遠隔地域の薬剤師に対しては、講義を同大の教育支援システムを用いて、インターネットで専用配信し受講可能とするそうです。

文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に、本学の事業が選定されました。(北海道薬科大学)
  http://www.hokuyakudai.ac.jp/whatsnew/2007/07/post_5.html

一昔前までは、国立大学というと薬剤師養成にはあまり力を入れていないという印象でしたが、時代はずいぶん変わったものです。今回選定はされませんが、他大学のプログラムも興味深いところです。

資料:社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
 (「大学・専修学校等における再チャレンジ支援推進プラン」の一部)(文部科学省ウェブサイト)
    http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/shakaijin.htm

関連記事:【文科省】薬剤師の学び直しを支援‐東大と北薬大の事業を選定
       (薬事日報 HEADLINE NEWS 8月1日)
         http://www.yakuji.co.jp/entry3911.html

7月27日 15:20掲載  28日12:00訂正  8月1日リンク追加

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