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2007.08.31 新医薬品産業ビジョン
厚労省では2002年、国家戦略としての医薬品産業ビジョンである、「『生命の世紀』を支える医薬品産業の国際競争力強化に向けて〜医薬品産業ビジョン〜」(以下、前ビジョン)を策定し、今年で5年が経過していますが、国際的に魅力ある創薬環境・医薬品市場の実現及び医薬品産業の国際競争力を強化する観点から、今年、新たに「新医薬品産業ビジョン〜イノベーションを担う国際競争力のある産業を目指して〜」(以下、新ビジョン)を策定、30日公表しています。
新医薬品産業ビジョンについて(厚労省2007年8月30日)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/h0830-1.html
この新ビジョンは、今年7月23日に公表した厚労省案について、パブリックコメントや「医薬品産業政策の推進に係る懇談会」等の意見を踏まえて、修正を加えてまとめたもので、「医薬品産業を取り巻く環境の変化」「医薬品産業の現状と課題」「医薬品産業のイノベーション主導による発展のメカニズムと産業の将来像」「医薬品産業政策の基本的考え方」「「革新的新薬創出のための集中期間」(5年以内)に行う具体策」などの章で構成されています。
このうち「医薬品産業の現状と課題」の章では、「医薬品小売業の将来像」についても記されていて、スイッチOTC医薬品などの一般用医薬品の使用促進による軽医療の中での保健業務への積極的参加・在宅医療への協力・後発医薬品の使用促進への協力など、かかりつけ薬局としての役割を果たすよう明記されているのが特徴です。
厚労省では、新ビジョンに掲げる具体的施策(アクション・プラン)の着実な実施・さらなる内容の拡充を通じ、医薬品産業の発展のために総合・体系的な施策を行っていきたいとしています。
資料:医薬品産業ビジョンについて(厚労省2002年8月30日)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/08/s0830-1.html
医薬品産業政策の推進に係る懇談会(2007年7月30日開催)
資料(WAM NET 8月1日開催)