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2008.01.06 キンエンジャー、スワナイザー
関西の方はご存知かもしれませんが、喫煙防止活動について大阪府門真市薬剤師会のユニークな取組みが、6日の日本経済新聞(ウェブ上に記事はありません)で紹介されています。
同会では、従来の禁煙活動や地域活動(健康日本21)の他、幼児や小学生の喫煙防止に焦点を合わせた活動を行っており、地元FM局や健康展などのイベントではオリジナルの2人のキャラクターを登場させ、撮影会、ステッカー配布、キャラクターオリジナルソングを繰り返し流すことで印象づけをしているそうです。(写真は下記の記事の中にあります。)
このキャラクターは同会の会員薬剤師が扮する、胸に禁煙マークーをつけた赤と青のヒーローの「キンエンジャー(禁煙ジャー)」と、「スワナイザー(吸わないザー)」で、「子どもの前ではキンエン(禁煙)ジャー」と声をすごましてポーズをきめるそうです。
禁煙への道のり(もりかど探偵団ブログ 2007.6.20)
http://tanteidan.seesaa.net/article/45380969.html
探偵調査報告書(もりかど探偵団ブログ 2007.9.8)
http://tanteidan.seesaa.net/article/54465619.html
キンエンジャーゲスト出演(FM-HANAKOスタッフ日記 2007.5.31)
http://staff-diary.seesaa.net/article/43488771.html
日経の記事によれば、元々は2006年9月の地元イベントで「何か目立つことを」と考案された一度限りのヒーローだったそうですが、学校薬剤師を担当する小学校でたばこの害の授業をした際、感想文から子どもが親が吸うたばこの煙に苦しんでいる現状を知り、継続しなければという気持ちになり現在に至っているそうです。
オリジナルソングの歌詞は見つけることはできませんでしたが、「ニコチンデンジャラスは強敵だ。わなにかかると逃げられない。気をつげろスワナイザ!」という内容が歌調にあるそうで、歌詞には禁煙に苦しんだ2人の体験も込められているとのことです。
こういうユニークな活動こそ、日薬や学薬は積極的に紹介してもらいたいものです。
参考:日本経済新聞1月6日
喫煙防止活動〜未成年者に禁煙を始めさせないために
(第40回日本薬剤師会学術大会講演要旨集315ページ)
1月6日 15:50掲載