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2008.03.10 飲料水中の医薬品成分(AP調査)
下水道や河川などの生活環境に多くの医薬品が検出されているという話題は、本サイトでも度々紹介していますが、AP通信社ではこのたび全米24の大都市圏で利用されている飲料水中に含まれる医薬品成分などの分析を行い、9日その結果の一部がAP配信の記事として紹介しています。
APでは、調査チームが何百もの研究の再検討を行った他、飲料水のデータベースの解析、環境保護に関するウェブサイトの訪問、汚水処理場の見学、230人以上の関係者へのインタビュー、全米50の主要都市への調査、各州12の大小の水道局(water providers)への調査を行ったそうです。
その結果、成分の検出量は微量であることから、APは製薬業界の「健康への影響はほとんどない」のコメントを紹介する一方、毎日摂取する飲料水でも検出された深刻さから、環境保護局(EPA)の当局者の懸念のコメントを伝えています。
またAPでは、最新の汚水処理技術を持っても処理できない医薬品があると指摘し、全てを除去するとなると非常にコストがかかるとしています。
各地域でどのような医薬品物質が検出されたかどうかは、下記のAP配信の記事をごらん下さい。
AP Probe Finds Drugs in Drinking Water(2008.3.10)
http://ap.google.com/article/ALeqM5hGsoyElv4ZL879LW6z2aZS0Pix7AD8VA14500
共同通信3月10日
http://www.47news.jp/CN/200803/CN2008031001000198.html
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