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2008.04.08 ジェネリック医薬品採用マニュアル(福岡県)

九州の方などはすでにご存知かと思いますが、福岡県では今年1月にジェネリック医薬品の中から、いかにして各医療機関や保険薬局において最適なものを選択し採用の可否を決定するか、そのポイントを整理した『福岡県ジェネリック医薬品採用マニュアル』を策定し、先月までに県内の医療機関や薬局に配布しています。

福岡県ジェネリック医薬品採用マニュアル
  〜医療機関・保険薬局におけるGEの採用のポイント〜
  (福岡県ホームページ・福岡県ジェネリック医薬品使用促進協議会について
 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/22/22635_52387_misc.pdf

このマニュアルは、2006年に富山県がまとめた「ジェネリック医薬品採用マニュアル」(編集:富山県厚生部くすり政策課/発行:(株)薬事日報社)をもとに、協議会での意見も踏まえて簡潔にまとめたもので、福岡県では福岡県民の保健衛生の向上と保険財政の健全化に寄与するとともに、患者への十分な説明に役立て欲しいとしています。

福岡県では、昨年8月いち早く「福岡県ジェネリック医薬品使用促進協議会」を発足させ、県内での後発医薬品の使用促進に向けた取組みを進めていますが、このマニュアルの配布に加え、県、県医師会、県薬剤師会連名の後発医薬品啓発ポスターの作成・配布などの取組みを行う他、県内12の医療機関をモデル病院に指定して、後発医薬品を使用した結果、薬剤購入費が今年度と比べてどれだけ削減されたかなどの調査(結果は年度末をめどにホームページで公表)をしていくとのことです。

改定されたいわゆる薬担規則では、保険薬局において当該後発医薬品を選択した基準を患者に説明することが求められていますが、これを参考に選択基準を整理することもよいかもしれません。

関連情報:TOPICS 2008.02.26 後発医薬品使用促進協議会の設置進まず?
          2008.03.19 なぜこの後発医薬品選んだか、保険薬剤師に説明を求める

参考:福岡県が独自の「ジェネリック医薬品採用マニュアル」を作成
     (薬事日報 HEADLINE NEWS 2月6日)
      http://www.yakuji.co.jp/entry5739.html
    読売新聞・九州発3月22日
  http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/medical/news/me_news_08032201.htm

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