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2008.05.16 今年も定員割れが目立つ薬学部
薬事日報は15日、2008年度の薬系大学・学部入学者数の調査結果について発表しています。
薬系大学の3割が“定員割れ”〜全体でも入学定員を割り込む
(薬事日報 HEADLINE NEWS 5月15日)
http://www.yakuji.co.jp/entry6752.html
この調査は今年度新設の鈴鹿医療科学大学、立命館大学を含む全74校に対しメールおよび郵送、電話による聞き取り方式で行われたもので、調査の結果全74校中22校が定員割れし、このうちの17校は2003年度以降の薬大新設ラッシュで誕生した新設校が占めたそうです。また、北陸大学などの地方の伝統校でも定員充足率が70%前後にしか達せず、苦戦を強いられたそうです
現場では薬剤師不足と言われていますが、6年制の導入により教育投資に見合うだけの社会での評価があるかどうかが進学指導の現場で行われているようにも思われ、実務実習の受け入れ態勢にも必死になっているわれわれにとってはなんとも複雑な思いです。
文部科学省は競争して勝てなければ廃校にすればよいくらいにしか思っていないのでしょうが、地方によっては地域活性化として誘致をすすめてきたところもあり、近い将来さまざまな影響が広がっていくのではないでしょうか。改めて足利に薬科大学が誘致されなくてよかったと思います。
関連情報:私立薬科大学 平成19年度入学定員及び入学者数
(社団法人 日本私立薬科大学協会 5月16日アクセス)
http://yakudaikyo.ld.infoseek.co.jp/nyugakusyasu.htm
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