2005/9/15 市議会9月定例会本会議にて一般質問


   1.医療福祉系大学誘致について
    (1) 薬学部設置の是非
    (2) 健全経営の可能性

    2.環境施策について
    (1) ごみの減量化に対する取り組み
    (2) 新エネルギーの導入




  Q1)医療福祉系大学誘致について

   (1) 薬学部設置の是非
    <質問内容>
      厚生労働省によると、早ければ2006年にも薬剤師の需要は頭打ちと
     なり、以後「供給過剰」状態が続くと予測している。このような状況下
     で、新設の薬学部を設置することが、本市にとって得といえるのか。

    <答弁>
      薬学部の人気は依然高いが、今後は薬学部設置の規制や薬剤師試験の
     改定など、薬剤師が増えすぎない方向に国も動くと思われる。本市へ進
     出希望の大学は、製薬学科という珍しい学科の設置も予定しており、学
     生の確保は期待できる。

    <コメント>
      薬剤師余りの状況は、いずれ薬学部人気の低下へとつながるであろう。
     希望的観測を悪いとは言わないが、将来に禍根を残さぬよう、ここは慎
     重に対処すべきである


   (2) 健全経営の可能性
    <質問内容>
      大学冬の時代を迎えるにあたって、地方の新設大学として、都会の大
     学に打ち勝ち、生徒を確保し、健全な経営ができる可能性について、ど
     のように考えているのか。
    <答弁>
      医療薬学部系の大学は南関東に集中しており、北関東には少ない。確
     かに今は都心の大学に人気が集まっているが、本市には豊かな自然など
     都会にはない魅力があり、他大学と差別化できる学科の設置も予定され
     ているので、健全経営は可能と考える。
    <コメント>
      若年人口の予測や、前述の薬学部の問題なども考慮して、将来予測を
     してみることを提案した。
      薬剤師の供給過剰という問題もあり、個人的には、新規大学の設置は
     厳しい経営になってしまうのではないかと思う。まずは、当局からの話
     を待つこととする。



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  Q2)環境施策について

   (1) ごみの減量化に対する取り組み
    <質問内容>
      全国的にごみ減量の施策として、有料化を導入する自治体が増えてい
     る。減量化の手段としてある程度の効果は認められるが、排出抑制や生
     ごみ資源化などによる減量化の努力をやり尽くしたとはいえない。まず
     は、市民から知恵を借りることも考え、有料化以外の手段で減量化がで
     きないか。

    <答弁>
      平成15年度はごみ減量により、およそ1億円の焼却費用が浮いた。
     ごみ減量は財政的にも重要なことで、手数料有料化はその有効な手段で
     あると考えている。しかし、排出抑制や生ごみ資源化などによるごみ減
     量化についても新たな施策を探っていきたい。

    <コメント>
      ごみの減量化は、財政的にも、そして二酸化炭素排出抑制という面か
     らももっと推し進めるべきことだと思う。排出抑制や生ごみ資源化に関
     しては、他の先進自治体に比べれば、まだまだやれることはあると思う。

   (2) 新エネルギーの導入
    <質問内容>
      次期振興計画の基本計画素案の文言では現状維持としか思えない。
     本市の「環境都市宣言」との整合性を考えると、消極的ではないか。
    <答弁>
      基本計画の文言に関しては、再度検討する。
      新エネルギー導入については、バイオディーゼル燃料(BDF)や小
     水力発電などについても、その調査費をあらたに盛り込む予定でいる。
    <コメント>
      以前、導入の検討をお願いしたバイオディーゼル燃料や小水力発電に
     も目を向けていただけることになったのは、正直うれしい。
      本市は風力発電で有名な足利工業大学もあり、また、新エネ産業は今
     後の伸びていく予測なので、地域経済発展のためにももっと環境施策に
     積極的であるべきだと思う。

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